いし‐がれい【石鰈】
カレイ科の海水魚。全長約40センチ。体表にうろこはなく、両眼のある体の右側に、石状の骨板が並ぶ。沿岸に産し、食用。いしもちがれい。
いそうろう‐ぐも【居候蜘蛛】
ヒメグモ科イソウロウグモ属のクモの総称。小形で、体長3〜6ミリ。自分で網を張らず、オニグモ・ジョロウグモ・クサグモなどの網で暮らし、その網にかかった獲物を食べる。
いそ‐べん【いそ弁】
《「居候(いそうろう)弁護士」の略。「イソ弁」とも書く》他の弁護士が経営する法律事務所に雇われている弁護士。→軒(のき)弁 →宅弁 →携帯弁 →町弁
いちかわ【市川】
姓氏の一。 [補説]「市川」姓の人物市川右太衛門(いちかわうたえもん)市川猿翁(いちかわえんおう)市川猿之助(いちかわえんのすけ)市川崑(いちかわこん)市川沙央(いちかわさおう)市川左団次(いち...
いと‐すぎ【糸杉】
ヒノキ科の常緑高木。高さ約45メートルにも達する。樹皮は灰褐色。葉はうろこ状で十字形につく。材は建築・船舶・楽器などに用いる。サイプレス。西洋檜(せいようひのき)。 [補説]作品名別項。→糸杉
いはい‐ちぎょう【位牌知行】
世襲した知行や俸禄(ほうろく)。本人の功績でないことを軽蔑していう語。「親の—をとり、楽々とその通りに世を送る事、本意にあらず」〈浮・永代蔵・四〉
イビラプエラ‐こうえん【イビラプエラ公園】
《Parque do Ibirapuera》ブラジル南東部の都市サンパウロにある公園。市街南部に位置する。1954年、サンパウロ市制400年を記念して造られた。建築家オスカー=ニーマイヤーと、造...
いぶき【伊吹】
ヒノキ科の常緑小高木。東北地方南部から南の山地に自生。樹皮は赤褐色で縦に裂ける。枝の下部の葉は針状であるが、先の方はうろこ状。雌雄異株。4月ごろ、楕円形の雄花、紫緑色で球状の雌花をつける。生け垣...
いぼた‐ろう【水蝋蝋/虫白蝋】
イボタノキに寄生するイボタロウムシの幼虫が分泌した蝋を、加熱溶解し、冷水中で凝固させたもの。ろうそくの原料や、生糸織物や家具・革製品のつや出し、止血薬などに使用。虫蝋(ちゅうろう)。
いまどしんじゅう【今戸心中】
広津柳浪(ひろつりゅうろう)の小説。明治29年(1896)発表。愛人と別れた遊女が、嫌いぬいた男と今戸河岸で心中するまでの、女心の機微を描く。