あいだ【間】
1 二つのものに挟まれた部分や範囲。あいま。「雲の—から日がさす」「東京と横浜の—を走る電車」 2 ものとものとを隔てる空間、または時間。間隔。あいま。「—をあけて植える」「雷鳴が—をおいて聞こ...
あく‐めい【悪名】
悪い評判。よからぬうわさ。あくみょう。「—が高い」
あだ‐な【徒名】
1 男女関係についてのうわさ。浮き名。「—が立つ」 2 事実無根の評判。「急ぎ首取り御分(ごぶん)が—を清めてくれよ」〈浄・主馬判官盛久〉
あつかい‐ぐさ【扱ひ種】
1 世話をする対象。養育すべき子供など。「一条の宮の、さる—持(も)給へらで、さうざうしきに」〈源・匂宮〉 2 話題。うわさの種。「この君達の御ことを—にし給ふ」〈源・椎本〉
あら‐ぬ【有らぬ】
[連体]《動詞「あり」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形から。そうあるはずではない事柄をさしていう》 1 違った。別の。無関係の。「—方向に走り去る」 2 意外な。思いもかけない。「—うわさ...
いい‐あつか・う【言ひ扱ふ】
[動ハ四] 1 あれこれとうわさする。とりざたする。「聞く人あさましき事なりとぞ—・ひける」〈今昔・二六・二三〉 2 助言を与えたりして、世話をする。「かの遺言はたがへじと思ひ給へて、ただかく—...
いい‐た・つ【言ひ立つ】
[動タ四] 1 ものを言いながら立っている。「物をいと久しう—・ち給へれば」〈枕・四九〉 2 言い始める。「同じくは、さらば帝の御上よりこそ—・ちなめ」〈無名草子〉 3 うわさが立つ。「いかに...
いい‐ちら・す【言(い)散らす】
[動サ五(四)] 1 うわさなどをあちらこちらで言う。言い触らす。「あることないこと—・して歩く」 2 勝手なことを言いまくる。言いたいほうだいを言う。「不平不満を—・す」
いい‐ののし・る【言(い)罵る】
[動ラ五(四)] 1 大声で悪口などをわめき散らす。「人前で—・る」 2 口々に大きな声で言う。やかましくうわさする。言いさわぐ。「いよいよ(僧都ヲ)いと尊きものに—・る」〈源・手習〉
いい‐はや・す【言い囃す】
[動サ五(四)] 1 しきりにうわさする。失敗をあれこれ言ったり、ちゃかして言ったりする。「二人の仲を—・す」 2 褒めて言う。「ただ—・す様に、いみじき御心をいふ」〈落窪・三〉