えび‐せんべい【海老煎餅】
エビを米粉・小麦粉などにまぜ、油で揚げるか焼くかしたせんべい。
えび‐ぜめ【海老責め/蝦責め】
江戸時代の拷問の一。罪人にあぐらをかかせ、後ろ手に縛り、からだを前に押し曲げて、首と足とがつくまで縄で締めつけるもの。
えび‐そうめん【海老素麺】
エビの身をすりつぶし、小麦粉をつなぎとして、そうめんのように細くしてゆでたもの。すまし汁の実にする。
えび‐ぞめ【葡萄染(め)】
1 染め色の名。薄い赤紫色。ブドウの実の色。 2 織り色の名。縦糸は蘇芳(すおう)、横糸は紫。 3 襲(かさね)の色目の名。表は蘇芳、裏は縹(はなだ)。一説に、表は紫、裏は赤。
えび‐ぞり【海老反り/蝦反り】
1 歌舞伎で、片手または両手をかざし、体を後ろに大きく反らす演技。相手の強さに圧倒されるさまを表す。 2 体を後ろに大きく反らした姿勢。
えび‐たい【海老鯛】
「海老で鯛を釣る」の略。
えび‐ちゃ【葡萄茶/海老茶】
1 黒みを帯びた赤茶色。えび茶色。 2 「葡萄茶式部」「葡萄茶袴」の略。「頗(すこぶ)る大した—と言うことです」〈木下尚江・良人の自白〉
えびちゃ‐しきぶ【葡萄茶式部】
《えび茶色の袴(はかま)をよく着けたところから》明治30年代の女学生のこと。えび茶袴。紫衛門(むらさきえもん)。「今に三人が—か鼠式部になって」〈漱石・吾輩は猫である〉
えびちゃ‐ばかま【葡萄茶袴】
1 えび茶色の袴。明治の女学生が用いた。下田歌子が華族女学校の制服に考案したのが始まり。 2 「葡萄茶式部」に同じ。
えび‐チリ【海老チリ】
《「海老のチリソース煮」の略》殻をむいたエビを、豆板醤(トウバンジャン)・ケチャップ・ショウガなどを合わせたソースで炒めた料理。→干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)