ぜん‐えん【全円】
1 円の全体。 2 完全で、欠けるところがないこと。「これを得道の—とす」〈正法眼蔵・弁道話〉
ぜん‐えん【全縁】
葉の縁が滑らかで、ぎざぎざのないこと。全辺。
ぜん‐えん【前縁】
1 前世の因縁。 2 前の方の縁(ふち)。 3 航空機の翼の、気流に対して風上側の縁。
ぜん‐えん【前燕】
中国、五胡十六国の一。337年、鮮卑族の慕容廆(ぼようかい)の子、皝(こう)が建国。都は熱河の竜城、のち鄴(ぎょう)。370年に前秦の苻堅に滅ぼされた。
しぜん‐えん【自然塩】
天日製塩による塩や岩塩など、加工していないとれたままの塩。天然塩。→精製塩 →塩角 [補説]公的な定義・基準がないため、消費者庁や業界団体により、商品パッケージや広告などでの「自然塩」などの表現...
だん‐えん【団円】
[名・形動] 1 まるいこと。また、そのさま。「—なる地球」〈中村訳・西国立志編〉 2 円満であること。また、そのさま。「政府人民の別ありと雖も、原来—なる一物にして」〈西村茂樹・明六雑誌三九〉...
だい‐だんえん【大団円】
演劇や小説などの最後の場面。すべてがめでたく収まる結末についていう。「—を迎える」
てんえん【天延】
平安中期、円融天皇の時の年号。973年12月20日〜976年7月13日。
てん‐えん【天淵】
[名・形動]天と淵(ふち)。天地。転じて、非常にかけはなれていること。また、そのさま。「其相違—啻(ただ)ならず」〈福沢・福翁百話〉
てん‐えん【展延】
[名](スル)薄く広げのばすこと。また、広がりのびること。「金(きん)を—する」「—性」