せん‐せい【潜性】
対立形質において、雑種第一代では発現を抑えられるほうの形質。潜在して子孫に現れる。リセッシブ。⇔顕性。 [補説]かつては「劣性」と称した。→劣性[補説]
せんじゅつ‐かくへいき【戦術核兵器】
戦場において、敵軍の部隊や陣地などの軍事目標を攻撃する核兵器。戦術核。→戦略核兵器
せんじ‐ふっきゅう【戦時復仇】
戦時において、交戦国の一方が戦時国際法に違反する行為をなした場合に、他方が報復として行う同程度の違反行為。適法とされる。
せんく‐しょくぶつ【先駆植物】
植物群落の遷移において、裸地にいちはやく侵入して定着する植物。乾燥や貧栄養に耐える地衣類・コケ植物のほか、一般に成長が早い陽生植物が定着する。
ぜん‐けん【前件】
1 前にあげた箇条。前述の事柄。 2 「もしsがpならば、QはRである」という形式をとる仮言的判断において、「もしsがpならば」の、条件の部分。⇔後件。
せんげん‐し【選言肢】
選言的判断において、選択されるべき2個またはそれ以上の述語。例えば、「受験者は合格者か不合格者かのいずれかである」における合格者・不合格者。
せんけつもんだいようきゅう‐の‐きょぎ【先決問題要求の虚偽】
論証において、結論を証明するための前提を証明なしに採用している誤り。前提自身の証明が先決問題として要求される。例えば「聖書は真理を語っている。なぜならそれは神の言葉であるからである」の類。
せんげんてき‐はんだん【選言的判断】
論理学で、命題において二つ以上の選言肢が含まれ、少なくともそのうちの一つが選択されるべきことを立言する判断。離接的判断。選言判断。→定言的判断 →仮言的判断
せんげん‐てき【選言的】
[形動]《disjunctive》論理学で、命題において二つ以上の選言肢が含まれ、少なくともそのうちの一つが選択されるべきことを示すさま。
ぜんけんひてい‐の‐きょぎ【前件否定の虚偽】
仮言的三段論法において生じる虚偽の一。前件が否定されることから後件も否定するところに生じる。例えば、「ある図形が正三角形ならばそれは二等辺三角形である」「その図形は正三角形ではない」故に「それは...