おう‐さ【王佐】
王を助けること。帝王の補佐。
おう‐さ【応作】
「応化(おうげ)」に同じ。
おう‐さ【鶯梭】
鶯(うぐいす)が枝から枝へ飛び移って鳴くようすを、機(はた)の梭(ひ)の動くのにたとえていう語。
おう‐さい【往歳】
過ぎ去った年。往年。
おう‐さい【横災】
《「おうざい」とも》思いもかけない災難。不慮の災難。「時の—をば権化(ごんげ)の人も逃れ給はざるやらん」〈平家・二〉
おうさか【逢坂】
滋賀県大津市西部の地名。付近に逢坂山がある。 「逢坂の関」「逢坂山」の略。
おうさか‐ごえ【逢坂越】
三重県の伊勢市と志摩市との境にある峠。逢坂峠。また、そこを越えること。
おうさか‐の‐せき【逢坂の関】
逢坂山にあった関所。三関の一。東海道・東山道の京都への入り口にあたる要所。蝉丸(せみまる)が住んだという蝉丸神社(関明神)がある。[歌枕]「これやこの行くも帰るも別れつつ知るも知らぬも—」〈後撰...
おうさか‐やま【逢坂山】
大津市と京都市との境にある山。標高325メートル。古来、交通の要地。下を東海道本線のトンネルが通る。関山。[歌枕]「吾妹子に—を越えて来て泣きつつ居れど逢ふよしも無し」〈万・三七六二〉
おうさ‐きるさ
[名・形動]《「さ」は、…する時の意を表す接尾語》 1 行ったり来たりすること。また、そのさま。「くらまへ通り、人力車の—目まぐるしい中へ」〈魯文・安愚楽鍋〉 2 一方がよければ他方が悪いこと。...