おき‐がた【置(き)形/置(き)型】
布や紙に型紙を置き、墨や絵の具をすりつけて模様を表したもの。また、その型紙。「細い矢羽根の—の浴衣」〈秋声・足迹〉
お‐ききおよび【御聞(き)及び】
「聞き及び」に同じ。「すでに—でしょうが」
おき‐くうこう【隠岐空港】
島根県隠岐郡隠岐の島町にある空港。地方管理空港の一。昭和43年(1968)開港。隠岐諸島中最大の島、島後の南部に位置する。愛称、隠岐世界ジオパーク空港。 [補説]愛称は、隠岐諸島が世界ジオパーク...
おきくさん【お菊さん】
《原題、(フランス)Madame Chrysanthème》ロチの小説。1887年刊行。海軍士官として長崎に滞在した著者の経験をもとに、白人男性の「私」と日本人女性との短い同棲生活と別れを描く。...
おき‐くち【置(き)口】
《「おきぐち」とも》手箱・硯箱(すずりばこ)の縁や、女性の衣服の袖口や裾を金銀などで縁飾りすること。また、その縁。
おきく‐むし【阿菊虫/螠虫】
アゲハチョウ類のさなぎの俗称。繭を作らず、枝に尾の先をつけ、胸部は1本の糸で枝に懸かる。その姿が後ろ手に縛られたようなので、「播州皿屋敷」のお菊になぞらえた名という。
オキクルミ
《アイヌ語》アイヌの創世神話に登場する英雄神。アイヌの祖とされる。アイヌラックル。
おき‐ぐすり【置(き)薬】
使用分の代金をあとで支払ってもらう約束で、売薬行商人が家庭に置いていく薬。富山の薬売りが有名。配置薬。
おき‐ごたつ【置き炬燵/置き火燵】
自由に移動できるこたつ。底板のあるやぐらの中に、炭火をいける陶器を置いたもの。切りごたつ・掘りごたつに対していう。《季 冬》「住みつかぬ旅のこころや—/芭蕉」
おき‐ことば【沖言葉/沖詞】
漁師や船乗りが海上で使うことを忌む言葉。転じて、その代わりとして使う言葉。「ながもの(蛇)」「こまもの(イワシ)」「えびす(鯨)」などの類。