おぞ・い【悍い】
[形][文]おぞ・し[ク] 1 気が強い。強情だ。おぞましい。「うちの后、いと—・く心賢くおはし給ふ」〈宇津保・国譲中〉 2 恐ろしい。こわい。「おどろおどろしく—・きやうなりとて」〈源・蜻蛉〉...
おぞ・い【鈍い】
[形][文]おぞ・し[ク]《「おそい」の音変化》頭の働きがにぶい。気が利かない。愚かだ。「—・いこと仕(し)た、行き過ぎたこと仕たと悔んでも」〈露伴・椀久物語〉
お‐ぞく【汚俗】
けがれた風俗。悪風。
おぞ‐け【怖気】
こわがる心。おじけ。「—がつく」
おぞけ‐だ・つ【怖気立つ】
[動タ五(四)]恐ろしさや、いとわしさで身の毛がよだつ。おじけだつ。「髪を解いた生際(はえぎわ)の抜上り方が—・つほど厭(いと)わしく」〈荷風・ふらんす物語〉
怖気(おぞけ)を震(ふる)・う
恐ろしさに身ぶるいをする。非常に恐ろしく思う。「—・って立竦(たちすく)むと涼しさが身に染みて」〈鏡花・高野聖〉
おぞまし・い【悍ましい】
[形][文]おぞま・し[シク] 1 いかにも嫌な感じがする。ぞっとするほど、いとわしい。「口にするのも—・い事件」 2 我(が)が強い。強情だ。「かく—・しくは、いみじき契り深くとも絶えてまた見...
おぞまし・い【鈍ましい】
[形][文]おぞま・し[シク]にぶい。愚かしい。「絵画や書の事になると葉子は—・くも鑑識の力がなかった」〈有島・或る女〉
お‐ぞろ
《「お」は接頭語》素麺(そうめん)をいう女性語。ぞろ。
オゾン【ozone】
特有のなまぐさい匂いのある淡青色の気体。酸素の同素体で、酸素分子に紫外線などが作用して生じる。酸化力が強く、消毒・殺菌・漂白に用いられる。目や呼吸器をおかし、有毒。分子式O3