おち‐ば【落(ち)葉】
1 散り落ちた木の葉。また、散ってゆく木の葉。落葉(らくよう)。《季 冬》「むさしのの空真青なる—かな/秋桜子」 2 貴人の落としだね。落胤(らくいん)。「朝臣(あそん)や、さやうの—をだに拾へ...
おちば‐いろ【落(ち)葉色】
枯れた落ち葉の色。茶色に黄赤を帯びた色。
おちばこぞう【落葉小僧】
南木佳士の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は平成元年(1989)3月「文学界」誌に掲載。作品集は平成2年(1990)刊行で、ほかに「ニジマスを釣る」「金印」などの作品を収録。
おちば‐ごろも【落ち葉衣】
1 木の間を漏れる月光が着衣の上に葉影を落として、落ち葉を散らしたように見えるもの。一説に、落ち葉を集めてつづった仙人の着物。「秋の夜の月の影こそ木のまより—と身にうつりけれ」〈後撰・秋中〉 2...
おちばしゅう【落葉集】
《歌謡集「松の葉」にもれた歌の集の意》江戸中期の歌謡集。7巻。大木扇徳編。元禄17年(1704)刊。上方の歌謡を収録したもので、のち「松の落葉」に改編。
おちば‐たき【落ち葉焚き】
晩秋に落ち葉を集めて燃やすこと。《季 冬》
おちば‐ぶね【落ち葉船】
水面に浮かんでいる落ち葉を船に見立てていう語。「嵐漕ぎ行く—」〈浄・振袖始〉
おち‐びと【落(ち)人】
「おちゅうど」に同じ。
おち‐ふだ【落(ち)札】
富くじや入札で当たった札。落札(らくさつ)。
おち‐ぶ・れる【落ちぶれる/落魄れる/零落れる】
[動ラ下一][文]おちぶ・る[ラ下二]社会的地位や生活程度などが悪くなって、惨めな状態になる。零落する。「—・れた姿をさらす」