すいさんか‐ニッケル【水酸化ニッケル】
ニッケルの水酸化物。酸化数が1、2、3の化合物が知られる。水酸化ニッケル(Ⅱ)はニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池の陽極の電池活物質に用いられる。
ニッケルすいそ‐でんち【ニッケル水素電池】
《nickel-hydride battery》充電可能な二次電池の一。ニッケルカドミウム電池の負極のカドミウムの代わりに水素吸蔵合金(水素を吸蔵・放出できる合金)を用いて大容量、小型軽量化を図...
はんぷく‐せつ【反復説】
個体発生は系統発生を短縮した形で繰り返すという説。ドイツのヘッケルが1866年に提唱。ヘッケルの法則。生物発生原則。発生反復説。
アルカリ‐ちくでんち【アルカリ蓄電池】
電解液に水酸化カリウム水溶液などのアルカリを用い、電極にニッケルおよび水酸化ニッケルを用いた二次電池。負極に鉄を用いたエジソン電池、カドミウムを用いたユングナー電池、およびこれを小形化したニッカ...
ニッケルカドミウム‐でんち【ニッケルカドミウム電池】
正極に水酸化ニッケル、負極にカドミウム、電解液に水酸化カリウムを用いたアルカリ蓄電池。繰り返し充電・放電ができるのが特徴。ニッケルカドミウム蓄電池。ニッカド電池。ニカド電池。NiCd電池。カドニ...
メモリー‐こうか【メモリー効果】
《memory effect》ニッケルカドミウム電池、ニッケル水素電池など、充電可能な二次電池の特性の一。完全放電させずに継ぎ足し充電をして使用した場合、残量が継ぎ足し充電時の容量にさしかかると...
ニッケル‐ごうきん【ニッケル合金】
ニッケルを主体とする、または多く含む合金。ニッケルは鉄や銅と容易に溶け、高強度、耐酸化性に優れた合金となる。ステンレス鋼、白銅などが知られる。
ニッケル【nickel】
1 鉄族元素の一。主要鉱石は珪(けい)ニッケル鉱・紅砒(こうひ)ニッケル鉱などで、隕石中に含まれることもある。単体は銀白色で光沢があり、展延性に富み、強磁性を示す。空気・水・アルコールなどに侵さ...
ニッケルあえん‐でんち【ニッケル亜鉛電池】
正極に水酸化ニッケル、負極に亜鉛、電解液に酸化亜鉛が飽和した水酸化カリウム水溶液を用いたアルカリ蓄電池。繰り返し充電・放電ができるが、ニッケルカドミウム電池に比べ、寿命が短い。
すいそきゅうぞう‐ごうきん【水素吸蔵合金】
水素を自己の体積の1000倍以上吸収する能力をもつ合金。材料はニッケル・チタン・鉄など。水素を低温・高圧下で吸収し、高温・低圧下で放出する。ニッケル水素電池、水素自動車や燃料電池車の燃料タンクと...