おとり【劣り】
劣ること。劣るもの。また、年などが下であること。「与之助には六歳(むっつ)—にて」〈一葉・花ごもり〉 「いかでか、中に—優りは知らむ」〈竹取〉
お‐とり【囮/媒鳥】
《「おきとり(招き鳥)」の音変化か》 1 鳥や獣を捕らえようとするとき、誘い寄せるために使う同類の鳥・獣。《季 秋》「椋(むく)の木に—掛けたり家の北/子規」 2 相手を誘い寄せるために利用する...
おとり‐こうこく【囮広告】
消費者を誘引するため、実際にはない商品やサービスを表示する広告。景品表示法の不当表示にあたり、公正取引委員会の規制の対象となる。
お‐とりこし【御取越】
浄土真宗の門徒が、親鸞の忌日である11月28日に行われる親鸞忌を繰り上げ、陰暦10月に各自の家で行う報恩講。《季 冬》
おとり‐さま【御酉様】
酉(とり)の市(いち)のこと。《季 冬》
おとり‐ざま【劣り様】
[名・形動]劣っていること。また、そのさま。「やむごとなき基(もとゐ)を見ながら、我はこよなき—にてまじらむかたをこそ」〈夜の寝覚・三〉
おとり‐そうさ【囮捜査】
捜査員が身分を隠して犯行グループに潜入したり、犯行を起こしやすい状況を作ったりして、犯罪の実行を待って逮捕する方法。
おどり‐とうげ【小鳥峠】
岐阜県北部、高山市清見(きよみ)にある峠。標高1000メートル。峠西方にはミズバショウなどの群落の見られる湿原がある。
おとり‐ばら【劣り腹】
正妻以外の女。身分の低いほうの女。また、その女から生まれた子。「聞けばかれも—なり」〈源・行幸〉