おばじゃ‐ひと【伯母者人/叔母者人】
《おばである人の意。「者」は当て字》おば。おばさん。「—の自慢を召さるるは道理ぢゃ」〈虎寛狂・伯母が酒〉
おばすて【姨捨/伯母捨】
謡曲。三番目物。観世・宝生・金剛・喜多流。名月の夜、信濃の姨捨山に、昔この山に捨てられた老女が現れて舞をまう。「三老女」の一。
おばすて‐やま【姨捨山】
長野県千曲(ちくま)市にある冠着(かむりき)山の別名。標高1252メートル。古くから「田毎(たごと)の月」とよばれる月見の名所。更級(さらしな)に住む男が、山に捨てた親代わりの伯母を、明月の輝き...
おばた【小幡】
姓氏の一。 [補説]「小幡」姓の人物小幡景憲(おばたかげのり)小幡篤次郎(おばたとくじろう)
お‐ばち【雄蜂】
雄のハチ。
おば‐ちゃん【小母ちゃん/伯母ちゃん/叔母ちゃん】
1 (小母ちゃん)「小母さん」を、親しんでいう語。「お店の—」 2 (伯母ちゃん・叔母ちゃん)「伯母(叔母)さん」を、親しんでいう語。
お‐ばな【尾花】
1 《馬などの尾に似ているところから》ススキの別名。また、ススキの花穂。秋の七草の一。はなすすき。《季 秋》「牛群れて小川を渡る—かな/鳴雪」 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は薄縹(うす...
お‐ばな【雄花】
単性花で、雌しべがなく、雄しべをもつ花。雄性花。ゆうか。⇔雌花(めばな)。
おばな‐いろ【尾花色】
枯れたススキの穂のような、白に薄い黒のまじった色。
おばな‐がゆ【尾花粥】
昔、宮中で疫病よけのために、八朔(はっさく)(8月1日)に食べたかゆ。ススキの花穂を黒焼きにして入れた。江戸時代には民間でも行われ、早稲(わせ)の黒焼きや黒ごまを用いることもあった。おばなのかゆ...