お‐ひらき【御開き】
1 祝宴や会合などが終わること。「終わる」「閉じる」などというのを忌んでいう。「—にする」 2 落ち延びることをいう忌み詞。「まづ筑紫へ—候へかし」〈太平記・一五〉
御平(おひら)の長芋(ながいも)
《平椀に盛られた長芋の煮物は見かけばかりでおいしくないところから》きれいだが、のっぺりして締まりのない顔つきのたとえ。
お‐ひる【御昼】
1 「昼」の美化語。 ㋐正午。 ㋑昼食。「—の支度をする」 2 起きることをいう尊敬語。お目覚めになること。→御昼(おひる)成る「—より先にと急ぎ参りたれば」〈中務内侍日記〉
お‐ひるぎ【雄蛭木】
ヒルギ科の常緑高木。奄美大島以南の海岸の浅い泥地に生え、マングローブをつくる。葉は長楕円形で厚くつやがある。花は黄白色で、葉の付け根から下向きにつき、種子は樹上で発芽する。べにがくひるぎ。
おひる‐な・る【御昼成る】
[動ラ四]お起きになる、お目覚めになるの意の女房詞。「—・りて、けふもむめほうしにて大ふくまゐる」〈御湯殿上日記〉
お‐ひれ【尾鰭】
1 魚の尾とひれ。おびれ。 2 本体以外につけ加わった余分なもの。「話に—がつく」
お‐びれ【尾鰭】
《「おひれ」とも》魚類の体の後端にあるひれ。
尾鰭(おひれ)が付(つ)・く
話が伝わる間に実際にないことが付け加わって大げさになる。「うわさに—・く」
尾鰭(おひれ)を付(つ)・ける
実際にないことを付け加えて話を大げさにする。「ささいなことに—・けて言う」
お‐ひろい【御拾い】
歩くことをいう尊敬語。「—で来られた」