おろ・す【卸す】
[動サ五(四)]問屋が商品を小売店に売り渡す。「定価の七掛けで—・す」 [可能]おろせる
おろ・す【織ろす】
[動サ四]《動詞「お(織)る」の未然形に上代の尊敬の助動詞「す」が付いた「おらす」の音変化》お織りになる。「女鳥(めどり)のわが王(おほきみ)の—・す機(はた)」〈記・下・歌謡〉
おろせ【下ろせ】
《上方の遊里語》 1 駕籠(かご)かき。「姿の入れ物、—が急げば」〈浮・一代男・六〉 2 「下ろせ駕籠」の略。
おろせ‐かご【下ろせ駕籠】
遊里通いの客を乗せる駕籠。江戸時代、上方の遊里で、駕籠かきが「重くばおろせ」と歌いながら担いだことによるという。
オロセガ‐とう【オロセガ島】
《Olosega》南太平洋、アメリカ領サモアに属するマヌア諸島の島。西側に隣接するオフ島とともに双子の島とよばれ、地形や地質がよく似る。1970年に両島間に橋が架けられた。東岸は絶壁であり、西岸...
おろせ‐やど【下ろせ宿】
江戸時代、駕籠かきが泊まり込んで詰めていた宿。
おろ‐そか【疎か】
[形動][文][ナリ] 1 いいかげんにすませたり軽く扱ったりして、まじめに取り組まないさま。疎略。なおざり。「遊びに夢中で勉強が—になる」 2 簡素なさま。粗末。「いと—に、軟障(ぜじゃう)ば...
おろ‐た【峰ろ田】
小高い所にある田。山田。「安波をろの—に生(お)はるたはみづら引かばぬるぬる我(あ)を言な絶え」〈万・三五〇一〉
おろ‐ち【大蛇】
《「ち」は霊威あるものの意》非常に大きな蛇。うわばみ。だいじゃ。 [補説]曲名別項。→大蛇
おろち【大蛇】
謡曲。宝生・金剛・喜多流。観世小次郎作。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の八岐大蛇(やまたのおろち)退治を脚色したもの。