かい‐まい【買米】
江戸時代、米価引き上げなどの目的から幕府や諸藩が大名や市中の商人に米の買いつけを命じたこと。また、その米。幕府や藩自身が買い取る場合にもいった。
かい‐まい【回米/廻米】
1 江戸時代、米の回送のこと。また、その米穀。諸国から年貢として取り立てられた米や商用の米を、大坂や江戸へ船などで送った。 2 生産地から米市場へ送られてきた米。→入津米(にゅうしんまい) →回着米
かい‐まき【掻い巻(き)】
小形で、綿を薄く入れた袖付きの夜着。掛け布団の下に掛ける。
かい‐まく【開幕】
[名](スル) 1 舞台の幕が開いて、芝居などが始まること。また、始めること。⇔閉幕。 2 時期がきて、ある物事が始まること。「国民体育大会が—した」「—戦」⇔閉幕。
かいまく‐げき【開幕劇】
開幕の直後に演じる一幕物の短い劇。
かいまくベルははなやかに【開幕ベルは華やかに】
有吉佐和子による推理小説。昭和57年(1982)刊行。舞台女優への殺人予告に始まる事件と演劇業界の舞台裏を描く。
カイマクル【Kaymaklı】
トルコ中央部、カッパドキア地方にある町。深さ約20メートル、地下8階の地下都市跡がある。内部には教会、学校、厨房、食料貯蔵庫などがつくられ、アラブ人の迫害から逃れた約5000人のキリスト教徒が暮...
かい‐まく・る【掻い捲る】
[動ラ四]《「かきまくる」の音変化》まくり上げる。まくる。「うへのきぬも、狩衣(かりぎぬ)、袖—・りて」〈枕・六三〉
かい‐ま・ける【買(い)負ける】
[動カ下一]競り売りなどで、より高い買い値を付けた業者に負けて、買い付けることができなくなる。「水産物の国際市場で日本が新興国に—・ける」
かいま‐み【垣間見】
物のすきまからのぞき見ること。のぞきみ。