かいよう‐こっか【海洋国家】
国土の全部または大部分が海に囲まれている国。海とのかかわりあいが大きい国。日本・イタリア・ノルウェー・英国など。海洋国。
かいよう‐さいきん【海洋細菌】
海中に生息する細菌。魚やプランクトンの死骸など有機物を炭素・窒素・燐などに分解する。また、自身が原生動物などの餌となる。
かいよう‐さんせいか【海洋酸性化】
大気中の二酸化炭素が海に吸収されることによって、弱アルカリ性の海水が酸性化して中性に近づくこと。海の酸性化。
かいよう‐しげん【海洋資源】
海洋に存在し、人類が利用できる資源・エネルギー源の総称。海底や海底地盤中にある鉱物、海水に溶存する塩・マグネシウムなどの物質、魚介類などの海洋生物、海流や海水温度差によって生じるエネルギーなど。
かいよう‐しんそうすい【海洋深層水】
太陽光の届かない水深200メートル以上の深海に分布する水。地球上にある水の約90パーセントが深層水だといわれる。成分は場所によって異なるが、表層水に比べ低温で安定している。また、光合成が行われな...
かいよう‐じゆう【海洋自由】
海洋全般にわたって、いずれの国の船舶も自由に航行できるとする説。17世紀初頭オランダのグロティウスが主張。領海を除いた公海の自由を認める考え方として定着している。
かいようせい‐きこう【海洋性気候】
島や沿岸など、海洋の影響を強く受ける地方にみられる気候型。気温の年変化・日変化が小さく、一年じゅう温暖で湿度が高く、雲量が大などの特徴がある。→大陸性気候
かいようせい‐だいちょうえん【潰瘍性大腸炎】
大腸の粘膜に潰瘍やびらんができる難病。直腸から結腸にかけて連続的に病変が広がり、下痢や腹痛が頻繁に起こる。炎症性腸疾患の一つで、国の指定難病に登録されている。原因として自己免疫反応の異常などが考...
かいよう‐せいぶつ【海洋生物】
海に生息する生物の総称。植物は藻類が多く、高等植物はみられないが、動物では有孔虫などの原生動物からクジラなどの脊椎動物まで、ほとんどの門が生息する。
かいようせいぶつかんきょう‐けんきゅうしょ【海洋生物環境研究所】
沿岸海域等における環境・生物・生態系に関する学術調査研究を行う機関。発電所の温排水が漁場環境に与える影響の科学的解明を目的として昭和50年(1975)に設立。平成24年(2012)公益財団法人へ...