ゆうはな‐の【木綿花の】
[枕]木綿花が枯れずにいつまでも美しいところから、「栄(さか)ゆ」にかかる。「—栄ゆる時に」〈万・一九九〉
ゆう‐だたみ【木綿畳】
[名]木綿(ゆう)をたたむこと。また、たたんだもの。神事に用いる。「—手に取り持ちてかくだにも我(あれ)は祈(こ)ひなむ君に逢はじかも」〈万・三八〇〉 [枕]を神に手向(たむ)ける意で、「...
ゆき‐ち・る【行き散る】
[動ラ四]行ってちりぢりになる。ちりぢりに別れる。「年月経ば、かかる人々も、えしもありはてでや、—・らむなど」〈源・須磨〉
ゆう‐ぜい【有税】
税金がかかること。⇔無税。
ゆき‐じもの【雪じもの】
《「じもの」は接尾語》雪のようなもの。副詞的に用い、雪のようにの意で、「行き」にかかる序詞の一部となる。「ひさかたの天伝(あまづた)ひ来る—行き通ひつつ」〈万・二六一〉
ゆくかわ‐の【行く川の】
[枕]川の水が流れて行くようにの意で、「過(す)ぐ」にかかる。「—過ぎにし人の手折(たを)らねば」〈万・一一一九〉
ようりょく‐ひこう【揚力飛行】
大気圏に再突入する飛行体の飛行方法の一。大気圏に対して浅い角度で突入して揚力を得ることで、飛距離を長くする。飛行体にかかる加速度を4G程度に低減するため、有人宇宙船などの帰還で採用される。→弾道飛行
ゆちゃく‐たいばん【癒着胎盤】
胎盤が子宮に癒着した状態。通常、胎盤は分娩後に自然にはがれて子宮から排出されるが、癒着胎盤の場合は剝離しにくく、大量出血を起こしたり感染症にかかる危険性が高くなる。
よう‐だん【用談】
[名](スル)用件についての話し合い。用向きの話。「すぐ—にかかる」
ゆくみず‐の【行く水の】
[枕]水の流れ去るさまから、「過ぐ」「とどめかぬ」にかかる。「—過ぎにし妹(いも)が形見とそ来(こ)し」〈万・一七九七〉 「玉藻なすなびきこい伏し—留(とど)めかねつと」〈万・四二一四〉