かき‐くずし【書(き)崩し】
1 字画を省略して書くこと。 2 書き損じること。また、そのもの。
かき‐くずし【掻き崩し】
傷などを、ひっかいて化膿させること。また、その状態。
かき‐くず・す【書(き)崩す】
[動サ五(四)] 1 字画を省略して書く。また、草書体で書く。「—・して読みにくい字」 2 書きそこなう。書きつぶす。
かき‐くず・す【掻き崩す】
[動サ四] 1 傷などを、ひっ掻いて悪くさせる。 2 少しずつなくなる。なしくずしにする。「十月、時雨に紅葉—・し」〈宇津保・楼上下〉 3 少しずつぽつりぽつりと話す。「心に思ふやう、身のあるこ...
かき‐くだし【書(き)下し】
1 書きくだすこと。 2 「書き下し文」の略。 3 中世の文書の一。命令を下達する文書。奉書形式でなく、差し出し者自身が署判する形式のもので、年月日を書き、書き止め文言が「状如件」となっているも...
かきくだし‐ぶん【書(き)下し文】
漢文を訓読し、日本語の語順に従って仮名を交じえて書き直した文章。読み下し文。
かき‐くだ・す【書(き)下す】
[動サ五(四)] 1 順を追って下に書いていく。 2 筆に任せ一気に書く。「—・した手紙」 3 漢文を訓読して仮名まじり文に書き改める。書き下し文にする。「白文を—・す」
かき‐くど・く【掻き口説く】
[動カ五(四)]自分の心境を訴えたり、相手を説得したりするため、くどくどと繰り返し述べたてる。「子に先立たれた老いの身を—・く」
かき‐くび【欠(き)首】
擬宝珠(ぎぼし)の宝珠の下のくびれている部分。刳(く)り形の一。
かき‐くび【掻き首】
首をかき切ること。また、その首。「おさへて—にぞしてんげる」〈平治・中〉