かぎりなきひとつのみち【限りなき一つの道】
池宮彰一郎が本名の池上金男名義で昭和54年(1979)に発表した処女小説。
かぎりなくとうめいにちかいブルー【限りなく透明に近いブルー】
村上竜の小説。1960年代後半の、米軍基地周辺に住む若者たちの生活を描く。昭和51年(1976)発表。同年、第19回群像新人文学賞、第75回芥川賞受賞。昭和54年(1979)、作者自身の監督・脚...
かぎり‐の‐こと【限りの事】
死者を葬るための行事。葬儀。「御心地をあながちにしづめ給ひて、限りの御事どもし給ふ」〈源・御法〉
かぎり‐の‐たいこ【限りの太鼓】
江戸時代、上方(かみがた)の遊郭で大門をしめる時刻を知らせるために打った太鼓。門限は、寛永(1624〜1644)は四つ(午後10時ごろ)、貞享・元禄(1684〜1704)ごろには九つ(午前零時ご...
かぎり‐の‐たび【限りの度】
最後の機会。「あやにくに—しも入れ奉らずなりにしよ」〈源・蜻蛉〉
かぎり‐の‐たび【限りの旅】
《命には限度があり、どうしても行かなくてはならない旅の意から》死んであの世へ行くこと。死出の旅。「はかなき御悩みと見ゆれど、—にもおはしますらむ」〈源・椎本〉
かぎり‐の‐つき【限りの月】
12月の異称。極月(ごくげつ)。師走。かぎりづき。
限(かぎ)りを尽(つ)く・す
あるだけ全部を出し尽くす。また、極める。「力の—・す」「贅(ぜい)の—・す」
かぎ・る【限る】
[動ラ五(四)] 1 時間・空間・数量・資格などに境をし、範囲を定める。「期限を十日と—・る」「申し込みは一人一枚に—・ります」「荒いが此の風、五十鈴川で—・られて、宇治橋の向うまでは吹くまいが...
かぎろい【陽炎】
1 かげろう。「—のもゆる荒野に白たへの天領巾(あまひれ)隠り」〈万・二一〇〉 2 夜明け方の光。「東(ひむがし)の野に—の立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」〈万・四八〉