かけ‐べり【掛(け)減り】
はかりにかけたとき、最初のときより目方が減ること。目減り。
かけ‐ぼとけ【懸(け)仏/掛(け)仏】
銅などの円板に仏像を鋳たものを付けたり浮き彫りにしたりしたもの。寺社の堂内に懸けて礼拝した。鎌倉・室町時代に盛行。
かけ‐まい【掛(け)米】
1 米穀取引所で売買される米。 2 清酒のもろみの仕込み用の米。 3 小作米。
かけ‐まく【懸けまく】
[連語]《動詞「か(懸)く」の未然形+推量の助動詞「む」のク語法》心にかけて思うこと。口に出して言うこと。「—もゆゆしきかも言はまくもあやにかしこき」〈万・一九九〉
かけ‐まと【賭(け)的】
金品を賭けて的を射ること。「歌舞伎踊り・—、武士・民も入り乱れて」〈浮・新可笑記・二〉
かけ‐まもり【掛(け)守り/懸(け)守り】
錦(にしき)のきれで筒形に作った袋に神仏像や守り札を入れ、ひもで胸にかけるようにしたお守り。平安中期ごろからみられ、上流の女性が用いた。
かけ‐まわ・す【掛(け)回す】
[動サ五(四)] 1 まわり一面にかける。「紅白の幕を—・す」 2 全体にいきわたるようにかける。「仕上げにごま油を—・す」
かけ‐まわ・る【駆(け)回る/駈け回る】
[動ラ五(四)] 1 駆けて回る。走り回る。「野原を—・る」 2 ある目的を達成するために方々へ行って力を尽くす。奔走する。「資金調達に—・る」
かけ‐むかい【掛(け)向(か)い】
1 他人を交えないで、二人が向かい合うこと。差し向かい。「柳之助と—は今日が初発(はじめて)なので」〈紅葉・多情多恨〉 2 二人きりになること。多く夫婦二人だけの生活についていう。「お前さんこそ...
かけ‐むく【掛(け)無垢】
葬式のとき、棺の上にかける純白の衣。