かけ‐むしろ【掛け筵/掛け蓆】
1 昔、室の内外の間仕切りに用いた、畳表(たたみおもて)に縁(へり)をつけたもの。帳(とばり)のように垂れ下げた。 2 正月、神前に新しく掛けるむしろ。新筵(あらむしろ)。《季 新年》
かけ‐め【欠(け)目】
1 欠けていて不完全な部分。 2 不足した目方、また、分量。 3 囲碁で、目のように見えながら、実際には目にならない所。⇔本目。
かけ‐め【掛(け)目】
1 はかりにかけて量った重さ。量目(りょうめ)。 2 原料繭の価格を表す係数。一般に、1キログラムの生糸生産に必要な原料繭の価格をいう。
かけ‐めぐ・る【駆(け)巡る/駈け回る】
[動ラ五(四)]あちこちをかけまわる。「野原を—・る」「旅に病んで夢は枯野を—・る」〈笈日記〉
掛(か)けも構(かま)いもな・し
少しのかかわりもなく、無関係である。掛けも構わぬ。
掛(か)けも構(かま)わ◦ず
なんの関係もない。掛けも構いもなし。「—◦ぬわたしらまでが」〈伎・助六〉
かけ‐もたれ【掛け靠れ】
相撲の技の一。相手の足に自分の足を掛け、体をもたせかけて倒すもの。
かけ‐もち【掛(け)持ち】
[名](スル)同時に二つ以上の仕事や役目を一人で受け持つこと。「二本の映画に—で出演する」
かけ‐も・つ【掛(け)持つ】
[動タ五(四)]掛け持ちをする。兼務する。兼任する。「高校と中学を—・って教えている」
かけ‐もの【掛(け)物】
1 「掛け軸」に同じ。 2 寝るとき、からだにかける毛布・布団など。 3 豆やケシの実・ゼリーなどを芯(しん)にして砂糖をかけた干菓子。豆板・コンペイトーなど。