かげ‐ごと【陰言】
かげぐち。「奉公人に—を利(き)かれるのも辛し」〈紅葉・二人女房〉
かげ‐ざくら【影桜】
紋所の名。桜の花の裏面をかたどったもの。
かげ‐しばい【陰芝居】
1 拍子木・どらなどの鳴り物入りで、役者の声色(こわいろ)だけで芝居の一場面を演じる芸。江戸末期、隅田川の納涼船の中で見世物として流行。 2 陰で画策すること。
かげ‐ぜりふ【陰台詞/陰科白】
無声映画で、弁士が陰で画面の人物に代わってしゃべった台詞(せりふ)。
かげ‐ぜん【陰膳】
旅行などで不在の人のために、家族が無事を祈って供える食膳。「毎日—を据える」
かげぜん‐ちょうさ【陰膳調査】
⇒陰膳方式調査
かげぜん‐ほう【陰膳法】
⇒陰膳方式調査
かげぜんほうしき‐ちょうさ【陰膳方式調査】
調査対象者が実際にとった食事と同じものを科学的に分析し、摂取した栄養素や化学物質の総量を推定すること。各家庭で食事を1人分多く用意してもらい試料とする。陰膳調査。陰膳法。
かげ‐ち【陰地】
日光の当たらない土地。
かげちょう【影帳】
佐藤雅美の時代小説。平成4年(1992)刊。岡っ引きの半次(はんじ)が活躍する「半次捕物控(とりものひかえ)」シリーズの第1作。