つくも‐どころ【作物所】
平安時代、宮中の調度品などの調進をつかさどった所。作物司(つくもづかさ)。
てん‐ぞ【典座】
《「ぞ(座)」は唐音》禅宗寺院で、大衆の斎飯などの食事をつかさどる役職。もとは床座・衣服などをつかさどった。六知事の一。
てんうん‐し【転運使】
中国、唐・宋代の地方官名。創設当初は物資の運輸をつかさどったが、しだいに権限を拡大し、宋代には辺防・刑獄・財政などの役もつかさどった。
てんちゅう‐し【典鋳司】
律令制で、大蔵省に属し、金・銀・銅・鉄の鋳造や玉作りなどをつかさどった役所。てんじゅし。いもののつかさ。
とう‐さく【倒錯】
[名](スル)さかさになること。また、さかさにすること。特に、本能や感情などが、本来のものと正反対の形をとって現れること。「—した愛情」「—的な快楽」
つかさ‐つかさ【官官/司司】
1 中央の各省庁。「—できちんと対応する」 2 多くの役所。また、多くの役人。つかさづかさ。「御法事にすべて—の人皆ゐたち」〈栄花・月の宴〉
てんやく‐りょう【典薬寮】
律令制で、宮内省に属し、宮中の医薬・薬園などに関することをつかさどった役所。くすりのつかさ。
てん‐とう【転倒/顛倒】
[名](スル)《古くは「てんどう」とも》 1 さかさまになること。また、さかさまにすること。「上下関係が—する」「主客—」「本末—」 2 倒れること。「つまずいて—する」 3 あわてふためくこと...
だんじょう‐だい【弾正台】
1 律令制で、非違の取り締まり、風俗の粛正などをつかさどった役所。検非違使(けびいし)が置かれてからは形骸化した。ただすつかさ。 2 明治2年(1869)太政官制下に設置された警察機関。同4年、...
ぬりべ‐の‐つかさ【漆部司】
律令制で、大蔵省に属し、漆塗りのことをつかさどった役所。大同3年(808)内匠寮(たくみりょう)に併合。うるしべのつかさ。