おち‐あし【落ち足】
1 戦いに負けて逃げ落ちていくこと。また、その時。敗走。「一ノ谷の—屋島の—にも爰にては次信、かしこにては忠信と名乗って」〈幸若・屋島軍〉 2 川の水が引くこと。また、その時。「水の—をやまつべ...
おそ・れる【恐れる/怖れる/畏れる/懼れる】
[動ラ下一][文]おそ・る[ラ下二] 1 危険を感じて不安になる。恐怖心を抱く。「報復を—・れる」「死を—・れる」「社会から—・れられている病気」 2 よくないことが起こるのではないかと心配する...
おそれ【恐れ/畏れ/虞】
1 (恐れ)こわがる気持ち。恐怖。不安。「将来への漠たる—」 2 (畏れ)敬い、かしこまる気持ち。畏怖(いふ)・畏敬(いけい)の念。「神の偉大さに—をいだく」 3 (虞)よくないことが起こるかも...
お・す【食す】
[動サ四] 1 「治める」の尊敬語。統治なさる。しろしめす。「大君の命(みこと)かしこみ—・す国の事取り持ちて」〈万・四〇〇八〉 2 「食う」「飲む」の尊敬語。召し上がる。「献(まつ)り来し御酒...
しか‐す‐がに【然すがに】
[副]《副詞「しか」+サ変動詞「す」+接続助詞「がに」からという》そうはいうものの。そうではあるが。「荒磯(ありそ)越す波はかしこし—海の玉藻の憎くはあらずて」〈万・一三九七〉
しゃれ‐こ・む【洒落込む】
[動マ五(四)] 1 念入りにおしゃれをする。めかしこむ。「—・んで出かける」 2 ふだんあまりしないような気のきいたことをする。「豪華客船でヨーロッパ旅行と—・む」
わ‐おとこ【我男/吾男/和男】
[代]二人称の人代名詞。対等以下の男性に向かって、親愛または軽んじる気持ちをこめてよぶ語。きさま。おまえ。「—、かしこにありしときは言はで」〈宇治拾遺・七〉
ひ【彼】
[常用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]かれ かの あれ あの 〈ヒ〉向こうにある人や物をさす語。あの人。あれ。向こう。「彼我・彼岸・彼此(ひし)/海彼」
〈かれ〉「彼氏・彼等(かれら)」...
ひな‐さか・る【鄙離る】
[動ラ四]《「ひなざかる」とも》都から遠く離れる。辺鄙(へんぴ)である。「大君の命(みこと)恐(かしこ)み—・る国を治むと」〈万・四二一四〉
はべ・る【侍る】
[動ラ五(四)]《「はべ(侍)り」が「侍(じ)す」の意に意識されて意味の変化したもの》身分の高い人のそばに付き従っている。かしこまってその席などにいる。「芸妓を—・らせる」 [可能]はべれる