程(ほど)こそあれ
…するとすぐに。…するや否や。「ここかしこに取り付く—、落ち重なり落ち重なりつかみつく」〈保元・下〉
なま‐さか・し【生賢し】
[形シク]少しばかりかしこい。こざかしい。「—・しき事しいでては悪しかりなん」〈著聞集・九〉
やつ【谷】
《アイヌ語から出た語という》低湿地。たに。特に、関東地方で用いる。やち。やと。「ここの—、かしこの小路より」〈太平記・三一〉
やがて【軈て/頓て】
[副] 1 あまり時間や日数がたたないうちに、ある事が起こるさま、また、ある事態になるさま。そのうちに。まもなく。じきに。「—日が暮れる」「東京へ出てから、—三年になる」 2 それにほかならない...
やみ‐しし【病み猪】
病気のイノシシ。また、手負いじし。「—の吼(うた)き恐(かしこ)み」〈記・下・歌謡〉
やまと‐そう【大和相/倭相】
日本流の観相。「帝(みかど)、かしこき御心に—をおほせて」〈源・桐壺〉
ゆり
[格助]《上代語》名詞・活用語の連体形に付く。動作・作用の起点を表す。…から。→ゆ →よ →より「かしこきや命(みこと)被(かがふ)り明日—や草(かえ)が共(むた)(=カヤトトモニ)寝む妹(いむ...
めい‐けん【名犬】
かしこく、すぐれた犬。
り【利】
[音]リ(呉)(漢) [訓]きく とし [学習漢字]4年 1 刃が鋭い。よく切れる。「利器・利剣/鋭利」 2 頭の回転がはやい。さとい。かしこい。「利口・利根・利発」 3 通りをよくする。「利水...
よ‐だ・つ【夜立つ】
[動タ四]夜に旅立つ。「大君の命(みこと)恐(かしこ)みかなし妹(いも)が手枕(たまくら)離れ—・ち来ぬかも」〈万・三四八〇〉