ようせつ‐ぼう【溶接棒】
金属の溶接の際、溶接部にとかしこんで充塡(じゅうてん)するのに用いる融点の低い棒状の金属。
もうで・く【詣で来】
[動カ変]《「まいでく(参出来)」の音変化》 1 貴所や貴人のもとへやって来る。参上してくる。「小野ふさもり—・きて、まうのぼるといふことを聞きて」〈竹取〉 2 (勅撰集などの詞書や、改まった会...
めい‐おう【明王】
すぐれた、かしこい王。明君。
ほろ‐に
[副]散り乱れるさま。ばらばら。「天雲を—踏みあだし鳴る神も今日にまさりて恐(かしこ)けめやも」〈万・四二三五〉
まいら・す【参らす/進らす】
[動サ下二]《連語「まいらす2」の一語化》 1 物などをすすめる意の謙譲語。さしあげる。「御台をだに—・せで、籠(こ)め奉りつるを」〈落窪・一〉 2 (補助動詞)他の動詞の連用形に付いて、謙譲の...
まい‐のぼ・る【参上る】
[動ラ四]貴所・都に上って行く。「—・る八十氏人(やそうぢひと)の手向(たむけ)する恐(かしこ)の坂に」〈万・一〇二二〉
ま‐こ【真子】
1 魚類の腹にある卵。白子(しらこ)に対していう。 2 妻子を親しみ、いつくしんでいう語。「大君の命(みこと)かしこみ愛(うつく)しけ—が手離(はな)り島伝ひ行く」〈万・四四一四〉
まき‐じた【巻(き)舌】
1 舌の先を巻くようにして勢いよく話すこと。また、その口調。江戸っ子に特有のもの。べらんめえ口調。「—でまくしたてる」 2 「切り口上1」に同じ。「亭主慇懃(いんぎん)にかしこまり、手をつき、—...
まち‐と・る【待ち取る】
[動ラ四] 1 待ち受けて捕らえる。「赤き猪(ゐ)この山にあり。故(かれ)、我共に追ひ下しなば、汝(なれ)—・れ」〈記・上〉 2 待ち受ける。待ち構える。「馬にて急ぎ着きぬ。入道—・り、喜びかし...
み‐さか【御坂】
坂の美称。「足柄の—恐(かしこ)み曇り夜の我(あ)が下延(したばへ)を言出(こち)でつるかも」〈万・三三七一〉