かじばし‐かのう【鍛冶橋狩野】
江戸幕府の奥絵師、狩野派四家の一。狩野探幽が江戸鍛冶橋門外に屋敷を与えられたのでこの名がある。
かじ‐ばしら【舵柱/楫柱】
1 大きな和船で、舵を左右に回すときの軸となる長大な木材。 2 (「かじ」は櫓(ろ)や櫂(かい)のこと)櫓を仮に柱としたもの。「みるめ刈る海人(あま)の苫屋(とまや)の—」〈堀河百首〉
かじば‐どろぼう【火事場泥棒】
1 火事場のどさくさに紛れて盗みを働く者。火事どろ。 2 ごたごたにつけこんで不正な利益を得ること。また、その人。火事どろ。
火事場(かじば)の馬鹿力(ばかぢから)
《火事のときに、自分にはあると思えない大きな力を出して重い物を持ち出したりすることから》切迫した状況に置かれると、普段には想像できないような力を無意識に出すことのたとえ。
かじば‐みまわり【火事場見廻】
江戸幕府の職名。享保7年(1722)設置。若年寄の支配下で、江戸市中に火事があったとき、消火の指揮に当たるほか、被害状況などの視察・報告を行った。
かじ‐ぼう【梶棒/舵棒】
1 (梶棒)人力車・荷車などを引くための長い柄。かじ。 2 (舵棒)「舵柄(かじづか)」に同じ。
かじま‐や【加島屋】
江戸時代の大坂の豪商。同族のうち、久右衛門家(広岡姓)はその中心で、米仲買・両替・大名貸し資本として、鴻池(こうのいけ)家と並ぶ豪商。明治に入り加島銀行を創立。また、作兵衛家(長田姓)は米仲買・...
かじ‐まり【梶鞠】
七夕(たなばた)に行う蹴鞠(けまり)の行事。近世は、飛鳥井(あすかい)・難波両流の主催。門人の代表がカジノキの枝に鞠をかけて坪の内(中庭)に持参し、牽牛(けんぎゅう)・織女の二星を祭ったもの。梶...
カジミェシュ【Kazimierz】
ポーランド南部の都市クラクフの一地区。14世紀にポーランド王カジミェシュ3世がこの地にユダヤ人街を建設したことから、この名で呼ばれる。かつてヨーロッパ最大級のユダヤ人街として栄えた。同国最古のシ...
カジミェシュ‐ドルニー【Kazimierz Dolny】
ポーランド東部の町。ルブリンの西方約50キロメートル、ビスワ川沿いに位置する。14世紀中頃に建てられたポーランド王カジミェシュ3世の居城や聖ヤン教会をはじめ、16世紀から17世紀にかけて建造され...