いい‐こと【好い事】
[名] 1 うれしいこと。楽しいこと。「—を聞かせようか」 2 よい機会。つけいる口実。「その地位を—にして私腹を肥やす」
[感]相手に念を押す気持ちを表すときに女性が用いる語。「—、二度と...
いい‐こな・す【言い熟す】
[動サ五(四)] 1 じょうずに言い表す。言葉巧みに言う。「一寸(ちょっと)したことをいかにも尤(もっと)もらしく—・して聞かせる」〈藤村・破戒〉 2 悪く言う。「いづれも気にいらぬ風情にてほめ...
いい‐つ・ける【言(い)付ける】
[動カ下一][文]いひつ・く[カ下二] 1 命令する。「用事を—・ける」 2 告げ口する。「先生に—・けてやる」 3 言い慣れている。いつも言って慣れている。「—・けない言葉を使う」 4 言って...
いい‐つら・ねる【言(い)連ねる】
[動ナ下一][文]いひつら・ぬ[ナ下二]言葉を並べたてて言う。「勢いにまかせて悪口を—・ねる」
いい‐ふく・める【言(い)含める】
[動マ下一][文]いひふく・む[マ下二] 1 納得がいくように説明する。言い聞かせる。「子供たちによく—・める」 2 あらかじめ言って承知させる。「必ず来るように—・めておく」
いい‐わ・く【言ひ分く】
[動カ四] 1 筋道を立てて言い聞かせる。事実をはっきりと述べる。「我が領ずる庄々、はた多かれど、たれかは—・く人あらむ」〈宇津保・俊蔭〉 2 命令して、人手を手もとから分けて派遣する。「尼君...
いい‐わ・ぶ【言ひ侘ぶ】
[動バ上二]言いにくがる。言いわずらう。「そそのかせど、娘はさらに聞かず。…—・びて入道ぞ書く」〈源・明石〉
家(いえ)に無(な)くてならぬものは上(あ)がり框(がまち)と女房(にょうぼう)
上がり框(がまち)のない家がないように、家に主婦は欠かせないものである。家事・育児は女性が担うものとする考え方に基づいた言葉。家に女房なきは火のなき炉(ろ)のごとし。家に女房のなきは梁(うつばり...
いかがさき【伊加加崎/伊加賀崎】
滋賀県大津市石山寺付近の瀬田(せた)川沿いの地。[歌枕]「我はただ風にのみこそまかせたれ—には人の行くらむ」〈和泉式部続集〉 [補説]大阪府枚方市伊加賀の地ともいう。
いか・す【生かす/活かす】
[動サ五(四)] 1 いったん息絶えたものを生き返らせる。蘇生(そせい)させる。「溺れた人を人工呼吸で—・す」 2 死なないようにする。命を長らえさせる。「魚をいけすに入れて—・しておく」 3 ...