いかり‐ぼうふう【碇防風】
ハマボウフウの茎の端を十文字にさき、冷水につけて開かせ、錨の形に似せたもの。刺身のつまとする。
い‐き【委棄】
[名](スル) 1 「遺棄(いき)1」に同じ。「田地の開墾が全く—せられて了(しま)ったのも」〈花袋・重右衛門の最後〉 2 法律で、物または権利を放棄して他人の自由にまかせること。
いき‐すじ【粋筋】
1 粋な方面。花柳界。「—に通じた人」 2 男女の情事。色恋沙汰。「夫人から、昨日の—を聞かせられた」〈花袋・妻〉
い‐きゃく【委却】
[名](スル) 1 自分の立場や考えを捨てて他にまかせること。「実用に逼(せま)られて、時好の程度に己れを—した建築である」〈漱石・虞美人草〉 2 心の重荷を払いのけること。「迫害の苦痛を—する...
委曲(いきょく)を尽(つ)く・す
説明などを詳しくして、細かいところまで行き届かせる。「—・した解説」
いしがみ【石神】
狂言。妻に離縁されそうになった男が、仲人の入れ知恵で石神に化けて妻にくじを引かせ、いったん別れることをあきらめさせるが、結局は見破られる。
いし‐だき【石抱き】
江戸時代の拷問(ごうもん)の一。三角状の木を並べた台に容疑者を座らせ、そのひざに平たい石を積み重ねて自白を強要したもの。そろばん責め。いしだかせ。
い‐しょく‐じゅう【衣食住】
1 衣服と食物と住居。生活をしていく基礎。 2 暮らしを立てていくこと。暮らし向き。生計。「—も思うにまかせない」
い・する【委する】
[動サ変][文]ゐ・す[サ変] 1 まかせる。委任する。「処理は会長に—・する」 2 かまわないで、そのままにしておき、成り行きにまかせる。「わが身を運命に—・する」 3 捨てる。「栄光を泥土に...
いず‐れ【何れ/孰れ】
[代]不定称の指示代名詞。どれ。どちら。どっち。「—の物も名品ぞろいだ」「合否—の場合も通知します」
[副] 1 いろいろな過程を経たうえでの結果をいう。いずれにしても。結局。「その場はごま...