かた‐ひいき【片贔屓】
《「かたびいき」とも》一方だけをひいきにすること。えこひいき。片引き。「疾(と)き遅き花にや雨の—」〈毛吹草・五〉
かた‐ひ・く【片引く/方引く】
[動カ四]一方だけをひいきにする。えこひいきする。「兄を憎みて、弟(おとと)を—・き給ひて」〈愚管抄・四〉
かた‐ひざ【片膝】
片方のひざ。「—を立てる」
かたひざ‐たて【片膝立て】
片方のひざを立てて座る姿勢。「医者は縁に—をし」〈志賀・暗夜行路〉
かた‐ひじ【片肘/片肱】
片方のひじ。「机に—を突く」
かた‐ひじ【肩肘/肩肱】
肩と、ひじ。
肩肘(かたひじ)張(は)・る
《無理に肩ひじを高くして身構えるところから》気負う。いばる。「—・った態度」
かた‐ひと【方人】
歌合わせや競争などで、二組に分けられた一方の人。かたうど。「一二の相撲(すまひ)、—にとられ給へる御子達、上達、大将、中少将かへし給ふ」〈宇津保・内侍督〉
かた‐ひば【片檜葉】
イワヒバ科の常緑性のシダ。根茎は針金状で、岩面をはう。約20センチの茎が立ち、うろこ状の葉を密につけ、ヒノキの葉に似る。