かた‐ほ【片帆】
1 片方の帆。 2 横風を受けて帆走するとき、風をはらませるために、帆を一方に傾けて張ること。→真帆(まほ)
かた‐ほ【偏/片秀】
[形動ナリ] 1 完全に整っていないさま。未熟。不十分。⇔真秀(まほ)。「御心ばへ、人柄どもさへ、いささか—にて」〈大鏡・道長上〉 2 容貌(ようぼう)が醜いさま。不器量。「—にものし給はむ人の...
かた‐ほう【片方】
1 対になっているものの一つ。かたっぽ。かたっぽう。片一方。「手袋を—なくした」 2 片側。「壁の絵が—に傾いている」 3 対立する二つの立場の一方。「—だけの意見を聞くわけにはいかない」 [用...
かたほうこう‐つうしん【片方向通信】
送信側と受信側が固定され、片方向のみ伝達が可能な通信方式。ワンウエーコミュニケーション。単方向通信。単向通信。シンプレックス。→双方向通信
かたほうこう‐にんしょう【片方向認証】
コンピューターネットワークなどにおける、認証方式の一。一方の当事者だけが相手の正当性を検証すること。IDやパスワードを入力するといった方法が広く用いられている。単方向認証。一方向認証。→双方向認証
かたほ‐え・む【片頰笑む】
[動マ五(四)]片方のほおに笑いを浮かべる。「白糸は—・みて」〈鏡花・義血侠血〉
かた‐ほお【片頰】
左右いずれか一方のほお。「男は三年に—笑う」
かた‐ほとり【片辺/偏辺】
1 かたすみ。周辺。近辺。「嵐山へ着き、渡月橋の—まで来たわれわれ一行は」〈三島・金閣寺〉 2 都から遠く離れた所。片田舎。