かたさ‐しけん【硬さ試験】
工業材料をはじめとする物質の硬さ(硬度)を測定すること。対象となる材料特性により原理的に大きく3種類に分けられ、試験材料に物体を押し込み、そのくぼみを調べる押し込み硬さ、物体を落として跳ね上がる...
かた‐さま【方様】
[代]二人称の人代名詞。女性が男性に対して軽い尊敬・親愛の情を込めて呼ぶ語。近世、多く遊女が用いた。あなたさま。「何とて—の外におもわくの男がござんしよぞ」〈難波鉦・四〉
かた‐ざま【方様】
《「かたさま」とも》 1 方向。方角。「北の陣の—に歩み行くに」〈能因本枕・二四四〉 2 方面。向き。その筋。「今は、かかる—の御調度どもをこそは、とおぼせば」〈源・賢木〉 3 味方。身内。仲間...
かた‐さ・る【片去る】
[動ラ四] 1 片側に寄る。「ぬばたまの夜床(よとこ)—・り」〈万・四一〇一〉 2 遠慮する。「いづかたにも皆こなたの御けはひには、—・り憚(はばか)るさまにて」〈源・若菜上〉
かた‐ざくら【堅桜】
リンボク(橉木)の別名。
かたし【片し/片足】
《「かたあし(片足)」の音変化》 1 二つあるもののうちの一つ。片方。「薩摩下駄の—も投散されたる中に」〈紅葉・金色夜叉〉 2 一方の足。片足(かたあし)。「お里は踏脱(くつぬぎ)へ—おろして」...
かた‐し【型師】
鋳型をつくる人。鋳型師。
かた‐しお【堅塩/固塩】
精製してない固形の塩。きたし。「寒くしあれば—を取りつづしろひ」〈万・八九二〉
かたし‐がい【片し貝】
二枚貝の貝殻が離れて1枚になったもの。かたつがい。
かた‐しき【片敷き】
袖の片一方だけを敷いて、独り寂しく寝ること。「かへさむといふにつけても—の夜の衣を思ひこそやれ」〈源・玉鬘〉