かたじけな・む【忝む/辱む】
[動マ四]《形容詞「かたじけなし」の動詞化》かたじけないと思う。「みかど助け仕へ奉りたぶ事を、うむがしみ—・み念(おも)ほしめして」〈続紀宣命・二六詔〉
かたじけのう◦する【忝うする】
[連語]《「かたじけなくする」の音変化》もったいないことに…していただく。「ご交誼(こうぎ)を—◦する」
かた‐じし【堅肉】
堅くひきしまった肉づき。
かた‐じゃばら【片蛇腹】
絹糸の縒(よ)り方の一。片縒り糸と菅糸(すがいと)をより合わせたもので、縒りが向かい合わず、同じ方を向いている。日本刺繍(にほんししゅう)に用いる。
カタ‐ジュタ【Kata Tjuta】
オーストラリアのほぼ中央、ノーザンテリトリー南西部にある岩山群。ウルルの西約32キロメートルに位置する。大小36の赤味を帯びた岩山が連なり、最高地点は546メートル。古くからアボリジニーの聖地と...
かた‐じょうはり【片情張り】
[名・形動]《「かたじょうばり」とも》我を張り通すこと。また、そういう性質や、そのさま。かたじょっぱり。「みんな我田へ水の談義法談を、一途に聞きかじって—になるのだ」〈滑・浮世床・三〉
かた‐じり【片尻】
尻の片方。尻の一部。
かた‐じるし【肩章】
「けんしょう(肩章)」に同じ。「勲章、—、女服の飾などを」〈鴎外・文づかひ〉
かた‐じろ【肩白】
鎧(よろい)の威毛(おどしげ)の一つで、肩取(かたどり)威の一。袖の上段、立挙(たてあげ)や錏(しころ)の上段を白色で、他を別の色で威したもの。
かた‐じん【堅人】
律儀な人。かたぶつ。「ちと偏屈すぎた—なのでしょうが」〈里見弴・多情仏心〉