かっしき‐すがた【喝食姿】
元服前の少年の髪形の一。髻(もとどり)を結んで後ろへ垂らし、肩の辺りで切りそろえたもの。喝食。
かっしき‐もの【喝食物】
能の分類の一。半僧半俗の少年をシテとするもの。喝食鬘(かつら)に喝食面をつけ、羯鼓(かっこ)の舞をまう。「自然居士(じねんこじ)」「東岸居士」「花月」の三番がある。→喝食
かっしぎんこう【甲子吟行】
「野ざらし紀行」のこと。
渇(かっ)しても盗泉(とうせん)の水(みず)を飲(の)まず
《孔子はのどが渇いても、盗泉という名を嫌って、その水は飲まなかったという陸機「猛虎行」の故事から》どんなに困っていても、不正には手を出さないことのたとえ。
かっ‐しゃ【活写】
[名](スル)物事のありさまを生き生きと描き出すこと。「現代社会を—する」
かっ‐しゃ【滑車】
溝に綱をかけて回転するようにした車。小さい力で重い物を持ち上げたり、力の方向を変えたりするのに使われる。中心軸を固定した定滑車、固定しない動滑車、これらを組み合わせた複合滑車などがある。
かっ‐しゃかい【活社会】
現実に活動している社会。実社会。「日本の—と交渉のある教授を」〈漱石・三四郎〉
かっ‐しゃく【滑尺】
計算尺で、台尺(外尺)に挟まれて、左右に動かすことのできる部分。内尺(うちじゃく)。
かっしゃ‐しんけい【滑車神経】
中脳から出て、眼球を下外側に回転させる上斜筋に分布する運動神経。第四脳神経。以前、上斜筋を滑車筋といったことからの名。
かっしやわ【甲子夜話】
江戸後期の随筆。正続各100巻、後編78巻。平戸藩主松浦清(静山)著。文政4年(1821)から書き始められ、天保12年(1841)著者の死で中絶。見聞した大名・旗本などの逸話、市中の風俗などを記...