か‐ふん【花粉】
種子植物の雄しべの葯(やく)の中にできる粉状の細胞。雄性の配偶体。雌しべの柱頭につくと花粉管を伸ばす。
かふん‐か【花粉荷】
ミツバチが花粉を集めて団子状に丸めたもの。後肢の毛が密生した部位に付着させて巣に運ぶ。花粉団子と通称される。ビーポーレン。
かふん‐かん【花粉管】
花粉が発芽してできる管状の構造。雌しべの柱頭内に伸びて胚珠(はいしゅ)に達し、花粉内の精核を胚嚢(はいのう)内の卵細胞に導いて受精させる。
かふん‐こうかん【花粉光環】
大気中に飛散した大量のスギ花粉によって生じる光環。光の回折現象の一種で、虹のような輪が二重三重に広がって見える。
かふん‐しょう【花粉症】
花粉によって起こるアレルギー。花粉が鼻や目の粘膜に触れることにより、くしゃみ・鼻水や、目の充血・かゆみなどの症状が起こるもの。枯草熱(こそうねつ)。 [補説]原因となる植物は50種以上あるとされ...
かふんしょうたいさく‐すぎ【花粉症対策杉】
花粉を作らないか、その量が少ないスギの品種。森林研究・整備機構が各都道府県と連携して開発する、無花粉スギ・少花粉スギ・低花粉スギの総称。平成30年(2018)現在、158品種が開発されている。
かふんしょくもつアレルギー‐しょうこうぐん【花粉食物アレルギー症候群】
⇒PFAS
かふん‐だんご【花粉団子】
⇒花粉荷
かふんばいかい‐こんちゅう【花粉媒介昆虫】
植物の花粉を運んで受粉を助ける昆虫。送粉昆虫。→送粉者
かふん‐ばいかいしゃ【花粉媒介者】
⇒送粉者