かざおり‐えぼし【風折烏帽子】
立(たて)烏帽子の頂が風に吹き折られた形の烏帽子。狩衣(かりぎぬ)着用のときにかぶる。右折りは上皇、左折りは一般が用いた。平礼烏帽子(ひれえぼし)。かざおり。
カプチン‐かい【カプチン会】
《Capuchin》カトリック修道会フランチェスコ会の三独立分派の一。1525年、イタリア人の司祭マテオ=ダ=バシオが創立。名称は、会員がかぶる頭巾(カプッチョ)に由来する。
かずき【被/被衣】
《「かつぎ」とも》 1 かぶること。また、そのもの。「この鉢—の風情をものによくよく譬(たと)ふれば」〈伽・鉢かづき〉 2 「きぬかずき」に同じ。
かさ【笠】
《「傘」と同語源》 1 日光・雨・雪などが当たらないように頭にかぶるもの。藺(い)・菅(すげ)などで浅い円錐形に作る。「傘」と区別するために「かぶりがさ」ともいう。 2 1の形をしたもの。「電灯...
おお‐ときん【大兜巾】
能の装束で、天狗の役が頭にかぶる金襴(きんらん)製の大きな兜巾。
ガウチョ‐ハット【gaucho hat】
ガウチョのかぶる帽子。先がしだいに細くなった直線的なクラウン(てっぺん)と幅広いブリム(つば)を特徴とする。
おかざき【岡崎】
婚礼のときの嫁のかぶりもの。約6センチ幅の白布を菱形(ひしがた)に畳み、それを広げてかぶる。葬列につく近親の婦人も用いる。岡崎帽子。 [補説]地名・作品名別項。→岡崎
かがふ・る【被る】
[動ラ四] 1 かぶる。「麻衾(あさぶすま)引き—・り」〈万・八九二〉 2 上の人からの仰せ言などを受ける。賜る。「天皇の敦(あつ)きめぐみを—・りて」〈記・下〉
かけ‐びんかずら【懸け鬢鬘】
鬢髪(びんぱつ)のついた男髷(おとこまげ)のかつらをかぶること。坊主頭の者が変装するときなどに用いる。
がく‐ぼう【学帽】
学生・生徒のかぶる、学校の制帽。ふつう男子用の、黒色の布で作り正面中央に校章をあしらったものをいう。学生帽。→角帽