つらま・る【捉まる】
[動ラ五(四)] 1 とらえられる。つかまる。「泥棒が—・ったんだって」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 すがる。とりすがる。「障子へ—・った儘、しばらく茫然として居たが」〈漱石・草枕〉
カルネアデス‐の‐いた【カルネアデスの板】
古代ギリシャの哲学者カルネアデスが提起した問題。難破で洋上を漂流する者が、一人しかつかまることのできない板を他者から奪い取って生き延びた場合、この行為は正当といえるかどうかというもの。カルネアデ...
かかぐ・る
[動ラ四] 1 手さぐりで探し求める。たどる。「いとまだ夜深く暗かりければ、—・り出でむと思へども」〈大和・附二二〉 2 すがる。つかまる。「柱より—・り下るる者あり」〈宇治拾遺・一〇〉 [補説...
ガンビエ‐しょとう【ガンビエ諸島】
《Îles Gambier》南太平洋、フランス領ポリネシア南東端の諸島。トゥアモトゥ諸島に属する。タヒチ島の南東約1700キロメートル、南回帰線付近に位置する。主島マンガレバ島、タラバイ島、アウ...
ちぢかま・る【縮かまる】
[動ラ五(四)]《「しじかまる」の音変化》「縮こまる」に同じ。「蒲団を頭から被って—・った」〈虚子・俳諧師〉
つり‐かわ【吊り革/釣(り)革】
電車やバスで、立っている客がからだを支えるためにつかまる、上からつるされた輪。 [補説]もとは革製。現在では主に合成樹脂の帯が使われており、「吊り手」ともよばれる。
むすぼ・れる【結ぼれる】
[動ラ下一][文]むすぼ・る[ラ下二] 1 結ばれて解けにくくなる。「糸の—・れたように」〈中勘助・鳥の物語〉 2 水分などが凝固・凝結する。「夫人の長い睫毛(まつげ)の先に幾粒かの露の玉が—・...
ぶら‐さが・る【ぶら下がる】
[動ラ五(四)] 1 ぶらりと垂れ下がる。つりさがる。また、それに似た状態で、物に取り付いてつかまる。「天井から電灯が—・る」「吊革に—・る」 2 手に入りそうな状態にある。「目の前にチャンスが...
ばん‐きょ【盤踞/蟠踞】
[名](スル) 1 根を張って動かないこと。わだかまること。「胸中に—する疑念」「両者の間に比叡山が—しているので」〈谷崎・少将滋幹の母〉 2 その地方一帯に勢力を張っていること。「陸奥に—した一族」
ほ【捕】
[常用漢字] [音]ホ(漢) ブ(呉) [訓]とらえる とらわれる とる つかまえる つかまる 1 とらえる。つかまえる。「捕獲・捕鯨・捕手・捕捉(ほそく)・捕縛・捕虜/拿捕(だほ)・逮捕」 2...