かみ‐さかやき【髪月代】
男の髪を結い、月代をそること。また、その結い方やそりぐあい。「阿波の徳島平左衛門と申して—致さるる」〈浄・博多小女郎〉
かみ‐さけ【噛み酒/醸酒】
《「かみざけ」とも》古代に、米をかんで発酵させて造ったという酒。
かみさげ‐むし【紙下げ虫】
便所にわく蛆(うじ)。4月8日に、甘茶ですった墨で「ちはやぶる卯月八日は吉日よ紙下げ虫を成敗ぞする」と書いて便所に逆さにはっておくと、上がって来ないという俗信があった。→除(よ)けの歌
かみ‐さび【神さび】
「かむさび」に同じ。
かみ‐さ・びる【神さびる】
[動バ上一][文]かみさ・ぶ[バ上二] 1 古びて神々しく見える。荘厳で神秘的である。かんさびる。「—・びた杜(もり)」 2 古びる。年を経ている。かむさぶ。「をとめごも—・びぬらし天つ袖ふるき...
かみ‐さ・ぶ【神さぶ】
[動バ上二]「かみさびる」の文語形。
かみ‐さま【上様】
1 身分の高い人の妻を敬っていう語。奥方。「御館(みたち)も—も」〈義経記・八〉 2 近世、商家や一般の人の妻を敬っていう語。おかみさん。「与太郎どのの—は」〈滑・膝栗毛・初〉 3 近世、上方で...
かみ‐さま【神様】
1 神を敬っていう語。 2 ある専門分野について、特にすぐれた知識・才能・技術を持った人。「サッカーの—」
かみ‐ざま【上様/上方】
《古くは「かみさま」とも》 1 うえの方。⇔下様(しもざま)。「露の落つるに枝のうち動きて、人も手ふれぬに、ふと—へあがりたるも」〈枕・一三〇〉 2 上流階級の人々。身分の高い人々。⇔下様(しも...
かみさまのしんるい【神さまの親類】
畑山博の小説。昭和49年(1974)刊行。