からもの‐の‐つかい【唐物の使】
平安時代、中国の船が北九州に来航したとき、貨物を検査したり、必要な物を買い入れたりするために朝廷から派遣された臨時の官。からものつかい。
からもの‐ぶぎょう【唐物奉行】
室町幕府の職名。同朋衆(どうぼうしゅう)が任ぜられ、主に唐物の目利き・管理を行った。
からもの‐や【唐物屋】
1 中国からの輸入品を売買していた店や商人。とうぶつや。「江戸市中の—は外国品を売買して」〈福沢・福翁自伝〉 2 古道具屋。
から‐もも【唐桃】
1 アンズの別名。 2 桃の一品種。中国の原産。寿星桃(じゅせいとう)。江戸桃。
から‐もん【唐門】
屋根が唐破風(からはふ)造りになっている門。正面に唐破風を見せる向(むかい)唐門と、妻側に唐破風をつける平(ひら)唐門とがある。
からやかた‐ぶね【唐屋形船】
平安・鎌倉時代の貴族が用いた、屋形を唐様に造り飾った船。
から‐やき【空焼き】
1 鉄製のフライパンや焼き型などを初めて使うとき、食物を入れずに全体を火であぶること。表面の防さび塗装を落とすために行う。 2 パイやタルトの生地を、フィリング(詰め物)を詰める前に一度焼くこと。
から‐やくそく【空約束】
約束を守らないこと。また、守られなかった約束。そらやくそく。
から‐ゆき【唐行き】
明治から昭和初期にかけて、多く天草諸島あたりから南方諸国に出稼ぎに出た女性たちのこと。からゆきさん。
からゆき‐さん【唐行きさん】
⇒唐行き