かりぎぬ‐そうぞく【狩衣装束】
狩衣に狩袴(かりばかま)または指貫(さしぬき)、烏帽子(えぼし)などをつけた服装。「皆出で立ちて、—をして」〈宇津保・吹上上〉
かりぎぬ‐のうし【狩衣直衣】
⇒小直衣(このうし)
かりぎぬ‐ばかま【狩衣袴】
狩衣と、それにつける指貫(さしぬき)の袴。また、その上下がそろったもの。「青鈍(あをにび)の—着たる男」〈今昔・二二・七〉
かりぎぬ‐びな【狩衣雛】
雛人形の一。男雛は狩衣に指貫(さしぬき)・立烏帽子(たてえぼし)を着けて中啓(ちゅうけい)を持ち、女雛は下げ髪で五つ衣に緋袴(ひばかま)を着けて檜扇(ひおうぎ)を持つ。
カリギュラ【(フランス)Caligula】
⇒カリグラ カミュの戯曲。4幕。1944年発表。1945年、パリのエベルト座でジェラール=フィリップの主演により初演、好評を博す。
カリギュラ‐こうか【カリギュラ効果】
強く禁止されると、かえってその行為への欲求や関心が高まる現象。「見てはならない」と言われると、いっそう見たくなるなど。 [補説]1980年公開の米伊合作映画「カリギュラ」は過激な場面が多く、上映...
かり‐くび【雁首】
雁の首。それに似た形のもの。特に、陰茎の先端部。亀頭(きとう)。「—に数珠(じゅず)を懸けさせ」〈浮・一代男・八〉
かり‐くら【狩倉/狩座/狩競】
1 狩猟をする場所。狩り場。「駒並(な)めて狩りする人は—の虎伏す野べぞゆかしかりける」〈散木集・九〉 2 狩猟。特に、鹿狩り。「今日の—むなしからめや」〈夫木・三六〉
かり‐くら・す【狩り暮らす】
[動サ四]狩猟をして1日を送る。「—・し織女(たなばたつめ)に宿借らむ天の川原に我はきにけり」〈古今・羇旅〉
カリグラ【Caligula】
[12〜41]ローマ皇帝。在位37〜41。本名、ガイウス=ユリウス=カエサル=ゲルマニクス(Gaius Julius Caesar Germanicus)。初め善政をしいたが後に独裁者となり暗殺...