さん‐ず【三途/三塗】
仏語。 1 死者が行くべき三つの場所。猛火に焼かれる火途(かず)、互いに食い合う血途(けつず)、刀剣・杖で強迫される刀途(とうず)の三つで、それぞれ地獄道・畜生道・餓鬼道にあてる。三悪道。三悪趣...
サンバルテルミー‐とう【サンバルテルミー島】
《Saint Barthélemy》西インド諸島東部、小アンティル諸島北部にある島。フランスの海外準県。1493年、コロンブスにより発見。1648年にフランス人が入植。サンマルタンとともにグアド...
サンチョ‐パンサ【Sancho Panza】
セルバンテスの小説「ドン=キホーテ」の登場人物。主人公ドン=キホーテの従者で、現実主義者として描かれる。
さん‐ねつ【三熱】
仏語。竜・蛇などが受けるという三つの苦悩。熱風・熱砂に身を焼かれること、悪風が吹きすさんで住居・衣服を奪われること、金翅鳥(こんじちょう)に食われること。三患。
さんだん‐め【三段目】
1 浄瑠璃の3番目の段。五段からなる1曲を通じて最も重要な部分とされる。 2 《番付の三段目に書かれることから》相撲で、幕下の次位、序二段の上位。
サンセバスティアン‐こくさいえいがさい【サンセバスティアン国際映画祭】
スペインの都市サンセバスティアンで毎年9月に開かれる国際映画祭。第1回は1953年開催。ドノスティア‐サンセバスティアン国際映画祭。
ごねん‐もん【五念門】
仏語。世親の浄土論に説かれる、浄土に往生するための五つの修行。阿弥陀仏の像を礼拝(らいはい)する礼拝門、阿弥陀仏の名をほめたたえる讃歎(さんだん)門、浄土に生まれたいと一心に願う作願門、浄土やそ...
こ‐せき【戸籍】
1 各個人の家族的身分関係を明らかにするために記載される公文書。夫婦とその未婚の子で編成され、各人の氏名・生年月日、相互の続柄(つづきがら)などを記載し、本籍地の市町村に置かれる。旧制では、家を...
ジェンダー‐ハラスメント【gender harassment】
《ジェンダーは社会的・文化的な性差》性別により社会的役割が分かれるという考えに基づくいやがらせ。具体的には、「男(女)のくせに」といった発言をする、男性だけに残業や力仕事をさせる、女性だけに給仕...
けんさつかん【検察官】
《原題、(ロシア)Revizor》ゴーゴリの戯曲。5幕。1836年初演。巡察の検察官とまちがえられた主人公を中心に、役人の不正が暴かれる喜劇。当時の社会悪を批判した作品。