がち【月】
1 《謡曲「松風」の「月は一つ、影は二つ、三つ(満つ)汐(しほ)の」からという》江戸時代、上方の遊里で、揚げ代1匁の下級女郎のこと。汐(3匁)・影(2匁)の下位。 2 《「がんち(頑痴)」の音変...
が‐ち【雅致】
風流な味わい。上品な風情。雅趣。「—のある絵」
がち
[形動]《俗語。「がちんこ」から》真剣に。まじめに。本気で。「—で頭にきた」
がち【勝ち】
[接尾]名詞や動詞の連用形に付く。 1 …が多い、…する傾きがある、…に傾きやすいなどの意を表す。「後れ—」「病気—」 2 それのほうが得をする意を表す。「早い者—」 [補説]1は、かなで書くこ...
がち‐がち
[副] 1 堅い物が連続してぶつかり合う音を表す語。「寒くて歯を—(と)いわせる」 2 ある物事にこだわって、ゆとりがないさま。「—勉強する」 [形動] 1 非常に堅くなっているさま。「—に...
がち‐ぎょうじ【月行事/月行司】
1 中世から近世、毎月交替で町内または商工業の組合の事務を処理した当番。つきぎょうじ。 2 近世、遊郭で毎月交替する楼主の総代。「—から札取らねば、大門が出られませぬ」〈浄・冥途の飛脚〉
がちっ‐と
[副] 1 堅くて重い物が打ち当たったときに出る音を表す語。「つるはしが岩盤に—当たる」 2 組み立てなどが堅固なさま。がっちりと。「—スクラムを組む」
がちゃ
1 (ガチャ)《自動販売機のハンドルを回す音から》カプセルトイの商標名。 2 スマートホンのソーシャルゲームなどで、アイテムを抽選によって購入・取得する仕組み。ルートボックス。→コンプリートがち...
がちゃ‐がちゃ
[副](スル) 1 堅い物がぶつかり合う騒々しい音を表す語。「かぎの束を—いわせる」 2 クツワムシの鳴く声を表す語。 3 あれこれやかましく言いたてるさま。「—文句ばかり言う」 [形動]乱...
がちゃ‐ぎり【がちゃ切り】
[名](スル)俗に、電話の切り方が乱暴なこと。通話の相手がまだ話しているにもかかわらず、がちゃんという音を立てて受話器を置き、電話を切ってしまうこと。