がん‐ど【願土】
阿弥陀仏の本願の力によって成就された浄土、すなわち、極楽浄土。
がん‐ど【雁奴】
夜、砂州で休んでいる雁の群れの周囲で人や獣の接近を見張っている雁。転じて、見張り役。奴雁。 [補説]「奴雁」としたのは福沢諭吉という説があるが、真偽不詳。
がん‐どう【強盗】
《「がん(強)」は唐音》 1 「ごうとう(強盗)」に同じ。「この半七を掏摸(すり)の、騙(かた)りの、—のとは」〈浄・女腹切〉 2 「強盗提灯(がんどうぢょうちん)」の略。
がん‐どう【頑童】
1 かたくなで、ききわけのない子供。「大声を立てて—の如く泣きおめき始めた」〈有島・カインの末裔〉 2 男色の相手となる少年。
がん‐どう【龕灯】
《「がんとう」とも》 1 仏壇のともし火。灯明(とうみょう)。 2 「強盗提灯(がんどうぢょうちん)」に同じ。
強盗(がんどう)打(う)・つ
強盗(ごうとう)に入る。「晩のとまりに寝所へ—・って」〈浄・孕常盤〉
がんどう‐がえし【強盗返し】
歌舞伎で、大道具を90度後ろへ倒し、底面を垂直に立てて次の場面に転換させること。また、その仕掛け。どんでん返し。箱天神(はこてんじん)。
がんどう‐こ【岩洞湖】
岩手県中央北部にある人造湖。湛水(たんすい)面積は5.8平方キロメートル。周辺はシラカバ・アカマツ・カラマツの混合林。灌漑(かんがい)・発電などのための多目的ダムがある。
がんどう‐ずきん【強盗頭巾】
頭・顔全体を包み隠し、目だけを出すようにした頭巾。苧(からむし)頭巾。目ばかり頭巾。ごうとうずきん。
がんどう‐ぢょうちん【強盗提灯】
銅板・ブリキ板などで釣鐘形の枠を作り、中に自由に回転できるろうそく立てを取り付けた提灯。光が正面だけを照らすので、持つ人の顔は見えない。忍び提灯。龕灯(がんどう)。