きい‐さんち【紀伊山地】
紀伊半島の大半を占める山地。山容は壮年期地形の険しさを示す。最高峰は大峰山にある八剣山(はっけんざん)で、標高1915メートル。 [補説]吉野・大峰(吉野山、吉野水分神社、金峰神社、金峰山寺、吉...
きい‐じょう【基肄城】
現在の佐賀県三養基(みやき)郡基山(きやま)町と福岡県筑紫野市にまたがってあった古代の朝鮮式山城。白村江(はくそんこう)の戦いに敗れたのを機に、大宰府防衛のために築かれた。全長4.3キロに及ぶ土...
きい‐すいどう【紀伊水道】
紀伊半島と四国との間にある海峡。南部は太平洋に続き、北部は瀬戸内海と通じる。
きいぞくふどき【紀伊続風土記】
紀伊国の地誌。文化3年(1806)、江戸幕府の命により、紀州藩が藩内学者に編ませたもの。儒学者、仁井田好古を主任とし、仁井田長群・本居内遠・加納諸平などが編纂(へんさん)に携わり、天保10年(1...
きいたか‐ぼうず【聞いたか坊主】
歌舞伎で、幕あきに「聞いたか聞いたか」「聞いたぞ聞いたぞ」と言い合いながら坊主姿で登場して、その狂言の筋などを知らせる役。「道成寺」「鳴神」などに出る。
きいた‐ふう【利いた風】
[名・形動] 1 いかにも物知りぶったなまいきな態度を見せること。また、そのさま。知ったかぶり。「—な口をきくな」 2 気の利いていること。また、そのさま。「—な名をつけて高慢な顔したと聞いたが...
キイタム‐そしょう【キイタム訴訟】
《qui tam action》米国の訴訟制度の一つで、政府との契約の相手方である企業や個人の不正を発見した者は、その相手方を被告として賠償を求める民事訴訟を提起できる、というもの。 [補説]キ...
き‐いちご【木苺】
バラ科キイチゴ属のうち、落葉低木の総称。モミジイチゴ・カジイチゴ・クサイチゴ・ラズベリーなど。茎・葉柄にとげが多く、春に白い花をつける。実は黄や赤色に熟し、食用。《季 花=春 実=夏》「谷くらく...
きいち‐ほうげん【鬼一法眼】
伝説上の人物。京都一条に住む陰陽師(おんようじ)で、文武の達人といわれ、所持していた兵法の秘書「六韜三略(りくとうさんりゃく)」を、源義経に盗まれた話で知られる。浄瑠璃に登場する。
きいちほうげんさんりゃくのまき【鬼一法眼三略巻】
浄瑠璃。時代物。五段。文耕堂・長谷川千四の合作。享保16年(1731)大坂竹本座初演。「義経記」などをもとに脚色。歌舞伎では「菊畑」「一条大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)」「五条橋」として...