気(き)が高(たか)ぶ・る
興奮する。「—・って眠れない」
気(き)が立(た)・つ
心がいらだつ。興奮する。「受験直前で—・っている」
気(き)が小(ちい)さ・い
小さなことを気にする。度量が小さい。また、小心である。
気(き)が散(ち)・る
一つの事に気持ちが集中できない。「テレビがうるさくて—・る」
気(き)が尽(つ)・きる
1 気がめいる。退屈する。「小夜中のおしらべごと、嘸(さぞ)かしお—・きるであろ」〈逍遥・桐一葉〉 2 気力がなくなる。「これ程—・きては、頓(やが)て死ぬるに間はない」〈浮・織留・一〉
気(き)が付(つ)・く
1 そのことに考えが及ぶ。気づく。「まちがいに—・いた」 2 細かいところにまで注意がゆきとどく。「よく—・く女性」 3 意識が回復する。正気にかえる。
気(き)が詰(つ)ま・る
窮屈に感じられる。気づまりに感じる。「彼と一緒にいると—・る」
気(き)が強(つよ)・い
気性が激しく容易に屈しない性格である。勝ち気である。「—・い投手」
気(き)が遠(とお)くな・る
意識がなくなる。正気(しょうき)を失う。「徒歩で世界一周とは—・るような話だ」
気(き)が通(とお)・る
さばけている。粋である。気が利く。「—・りたる主(あるじ)とうちくつろぎて」〈浮・懐硯・四〉