き‐しつ【気室】
1 圧縮空気の入った室。 2 押し上げポンプの水を噴出する口と、シリンダーとの間に設ける、空気の入った室。 3 葉の、気孔につながる細胞間隙(かんげき)。また、苔(たい)類の葉状体の表皮下にある...
き‐しつ【気質】
1 気だて。気性。かたぎ。「母方から流れる芸術家の—」 2 中国で、万物を構成する物質である気によって形成される物の性質。特に宋(そう)学では、人間がそれぞれ別にもつ身体的、精神的な性質をいう。...
き‐しつ【記室】
1 中国の官職名の一。後漢に置かれ、長官のもとで文章・記録をつかさどった。 2 《1を経由して差し上げる意》手紙の相手を尊敬して、あて名の下につける語。
き‐しつ【基質】
1 ㋐酵素の作用を受けて化学反応を起こす物質。アミラーゼが作用するでんぷんなど。 ㋑代謝の出発物質。 2 複合した構造の基盤となる部分。 ㋐細胞間にある物質。細胞間質。礎質。 ㋑染色糸を取り巻く...
き‐しつ【器質】
臓器や器官に認められる形態的・解剖的性質。
きしつ‐か【器質化】
体内に入ってきた異物や体内でつくられる病的物質(血栓・壊死(えし)組織など)を肉芽組織が取り囲み、吸収などの処理をする現象。
きしつ‐きげき【気質喜劇】
気質3によって類型化された登場人物たちの、特異な性格を描いた風刺喜劇。英国で16世紀から17世紀にかけて流行した。ジョンソンなどが代表的。
きしつせい‐きょうしんしょう【器質性狭心症】
動脈硬化によって冠状動脈が狭窄(きょうさく)し、血流量が不足することによって起こる狭心症。
きしつせい‐こうおんしょうがい【器質性構音障害】
構音障害のうち、口腔・舌・唇などの構音器官の形態の異常によって、発音がうまくできない状態。
きしつ‐の‐せい【気質の性】
宋(そう)の儒者が、人間性について提起した学説の一。各人の受けた気の清濁による、それぞれに異なる現実的、物質的な性格。→本然(ほんぜん)の性