きっ‐た・つ【切っ立つ】
[動タ五(四)]《「きりたつ」の音変化》垂直にそそり立つ。「腰掛の後部(うしろ)は高い屏風のように—・っているので」〈漱石・道草〉
きっ‐たて【切っ立て】
1 切ったように垂直にそびえていること。また、そのもの。「—の総二階」〈里見弴・多情仏心〉 2 仕立てたばかりの衣服。仕立ておろし。「—の半被(はっぴ)」〈鏡花・註文帳〉
切(き)った張(は)った
切りつけたり殴ったり、乱暴なことをするさま。「—の大立ち回り」
きっ‐たん【吉旦】
よい日。吉辰(きっしん)。吉日(きちじつ)。
きったん【契丹】
⇒キタイ
きっ‐たん【詰旦】
明日の朝。または、早朝。
きったんこくし【契丹国志】
中国の歴史書。27巻。南宋の葉隆礼撰。1180年成立。契丹(遼)の歴史を紀伝体で記述したもの。
きったん‐もじ【契丹文字】
契丹族が10世紀の遼代に制定し、金でも使用された文字。字形は漢字に似て、表意文字の大字と表音文字の小字とから成るが、現在もすべては解読されていない。