きつね‐の‐てぶくろ【狐の手袋】
ジギタリスの別名。
きつね‐の‐ぼたん【狐の牡丹】
キンポウゲ科の多年草。山野の湿地や田のあぜに生え、高さ20〜60センチ。茎は中空。葉は3枚の小葉からなる複葉。春から秋に、黄色のつやのある5弁花を開き、金平糖(こんぺいとう)状の実ができる。有毒...
きつね‐の‐まご【狐の孫】
キツネノマゴ科の一年草。野原や道端に生え、高さ10〜40センチ。基部は地に伏し、茎は四角柱。葉は長楕円形で、対生する。夏から秋に、枝の先に淡紅色の唇形の花を穂状につける。
きつね‐の‐よめいり【狐の嫁入り】
1 日が照っているのに、急に雨がぱらつくこと。日照り雨。 2 夜、山野で狐火が連なって、嫁入り行列の提灯(ちょうちん)のように見えるもの。
きつね‐び【狐火】
《狐の口から吐き出された火という俗説から》 1 闇夜に山野などで光って見える燐火(りんか)。鬼火。また、光の異常屈折によるという。狐の提灯(ちょうちん)。《季 冬》「—や髑髏(どくろ)に雨のた...
きつね‐びより【狐日和】
照っているかと思えば雨が降ったりするような天気。
きつね‐ふく【狐福】
《「きつねぶく」とも》思いがけないしあわせ。僥倖(ぎょうこう)。「大黒殿の袋を拾ふか、—ならん」〈浮・二十不孝・三〉
きつね‐まど【狐窓】
屋根や破風(はふ)下などに設けた、狐格子(きつねごうし)を入れた通風・排気・採光用の窓。開閉式と固定式がある。狭窓(さまど)。
きつね‐めし【狐飯】
味付けした油揚げを刻んでまぜ合わせた飯。
きつねものがたり【狐物語】
《原題、(フランス)Roman de Renart》12世紀後半から13世紀半ばにかけて書き継がれた、フランスの韻文物語。ルナールという狐を主人公にした動物説話集。