み‐じろ・ぐ【身動ぐ】
[動ガ五(四)]《古くは「みじろく」か》からだを少し動かす。身動きをする。「緊張のあまり—・ぐこともできない」
み‐のがし【見逃し/見遁し】
見逃すこと。「黙って—にはできない」「—の三振」
南(みなみ)に翔(かけ)り北(きた)に嚮(むか)えども寒温(かんうん)を秋雁(しゅうがん)に付(つ)け難(がた)し
《「和漢朗詠」下から》雁は秋には南にかけり、春には北に向かって飛ぶが、かの蘇武(そぶ)がしたように、暑さ寒さの音信をその雁に託すこともできない。余りに遠くて音信不通であることをいう。
みっしつ‐さつじん【密室殺人】
推理小説などで、密室(外との出入りができない部屋)の内部で人が殺されており、かつ、その犯人が室内に存在しない状態。→不可能犯罪
みなし‐べんさい【見做し弁済/看做し弁済】
貸金業法・利息制限法で、利息制限法の上限金利を超える金利を合法とした例外規定。債務者が上限金利を超える金額を任意に支払った場合、債務者は返還を請求できない。この規定が適用されれば、出資法の上限金...
みず‐うみ【湖】
《「水海」の意》周囲を陸地で囲まれたくぼ地に水をたたえる水域。池や沼よりは大きく、沿岸植物の侵入できない深さのもので、ふつう最深部が5メートル以上をいう。 [補説]書名別項。→みずうみ
水(みず)が合(あ)わ◦ない
その土地の環境になじめない。また転じて、組織などに適応できない。「新しい職場の—◦ない」
水(みず)流(なが)れて元(もと)の海(うみ)に入(い)り月(つき)落(お)ちて天(てん)を離(はな)れず
《「甲陽軍鑑・一二」から》水は流れても元の海に入るし、月は西に落ちても空から離れない。本性を離れることはできないというたとえ。
水(みず)の流(なが)れと身(み)の行方(ゆくえ)
水の流れて行く先と、人の行く末とはどちらもはかり知ることができないということ。人生の定めがたいこと、前途がどうなるかわからないことのたとえ。水の流れと人の身。
む‐とくしん【無得心】
[名・形動ナリ]《「むどくしん」とも》 1 得心しないこと。納得できないこと。また、そのさま。不得心。「異見言うても嘆いても、聞き入れ給はぬ—」〈浄・矢口渡〉 2 道理や人情にそむくこと。また、...