くそ
[代]二人称の人代名詞。軽い親しみの気持ちを込めて用いる。あなた。きみ。「—も人も、この殿おはせむ限りは、え安くすまじかめり」〈落窪・四〉
きん‐だち【公達/君達】
《「きみたち」の音変化》 1 親王・諸王など、皇族の人々。 2 摂関家・清華家(せいがけ)などの子弟・子女。 3 (代名詞的に用いて)あなたさま方。また、あなたさま。「—こそめざましくも思しめさ...
こう‐らん【高欄】
1 宮殿・神殿などのまわりや、橋・廊下などの両側につけた欄干(らんかん)。擬宝珠(ぎぼし)高欄・跳(はね)高欄などがある。勾欄(こうらん)。 2 いすのひじ掛け。「御倚子(ごいし)にうちかけられ...
きび‐よ・い【気味好い】
[形][文]きびよ・し[ク]「きみよい」に同じ。「御神楽(みかぐら)だけの事はありしも—・し」〈露伴・五重塔〉
き‐び【気味】
《「きみ」の音変化。また「び」は「味」の漢音とも》気持ち。心持ち。「—が悪くって居ても起(た)っても居られませんもの」〈漱石・琴のそら音〉
きみ‐がた【君方】
[代]二人称の人代名詞。「きみ(君)」の複数形。君たち。あなたがた。「—は皆(みんな)能(よ)く物が食べられるな」〈鉄腸・雪中梅〉
きび‐わる・い【気味悪い】
[形][文]きびわる・し[ク]「きみわるい」に同じ。「—・くて触れない」
きみ‐よ・い【気味好い】
[形][文]きみよ・し[ク]気持ちがよい。愉快である。「—・いやつ」
きんじ
[代]二人称の人代名詞。きみ。おまえ。対等または目下の相手に対していう。「—はよからむ時にを来(こ)」〈かげろふ・中〉
きみ‐わる・い【気味悪い】
[形][文]きみわる・し[ク]なんとなく不安で、恐ろしい。なんとなく気持ちが悪い。不気味である。「幽霊でも出そうな—・い家」